6月23日発売のアンジュルム 29thシングル
『はっきりしようぜ/泳げないMermaid/愛されルート A or B?』
のPV短評です。
前作の『限りあるMoment/ミラー・ミラー』は
正直、個人的にピンと来なかったけど、
今回のトリプルシングルは、3曲とも全部いい!
こんなことって、なかなかない。
PV見たけど、
ケロンヌ(川名凜)のカットが、全部いい!
こんなPV映えする子だとは思わんかった。
3曲とも、
かわむー(川村文乃)の甘い声が存分に生きてるね。
かわむーだけでなく、
れらたん(伊勢鈴蘭)とか、かっさー(笠原桃奈)とか、
今のメンバーの声質を生かそうと思ったら、
今回のような曲調が合うと思うんだよね。
室田瑞希、佐々木莉佳子の『大器晩成』で爆発したときとはまた違う「色」で、
第2次・新生アンジュルムがプチブレイクを果たそうとしている。
莉佳子もすっかりお姉さんになったしね。
◆「はっきりしようぜ」(作詞、作曲:根本要、編曲:鈴木俊介)
たぶん今年のハロプロ楽曲大賞は
この曲に投票すると予め言っときます。
会長案件(山ちゃんが「これをカバーさせろ」と指示した)と
言われているけど、
さすが、山ちゃんのアンテナは錆びてないね。
(但し、ヒットするかは知りません)
これ、いかにも(根本)要ちゃんの曲だわ。
スタレビの原曲よりも、
こっちのアレンジの方がスタレビっぽい。
(いつもの鈴木俊介ファンクフォーマットなんだが)
「46億年LOVE」より、
こっちかな、好みとしては。
今の世情を嘆くような出だしの歌詞なのだが、
じゃれ合いながらも
エクササイズに励むメンバーと共に、
とりあえず、前向きに行こうぜという気持ちになる。
こんなご時世だから、
アンジュらしく、
明るく楽しい雰囲気がいい。
かわむーの「WOOO!!!」
ね? なりんちゃん。
◆「泳げないMermaid」(作詞:井筒日美、作曲:星部ショウ、編曲:平田祥一郎)
雨をイメージした背景。ブルー基調のPV。
一転して、昭和歌謡曲。
だけど、メロディのリズムパターンによる変化(星部ショウ)や
EDMアレンジ(ヒラショー)により、
古臭さは一切感じない。
使い古されたコード進行でも、
ちゃんとイマドキの曲としてまとめあげるスキルはお見事。
カントリーの「恋マグ」や「傘をさす先輩」のように
今の季節に合う曲だね。
そして、
若い子にも平等にソロパートがあるのが
アンジュの流儀。
わかなくん(松本わかな)に持ってこい。
落ちサビの「お願い~!」は、
しおんぬ(為永幸音)の見せ場。
◆「愛されルート A or B?」(作詞、山崎あおい、作曲・編曲:山崎真吾)
間奏のディストーションギターがモロ。
こういうジャズ調の曲は
ハロプロでもいくつかあるけど、
リズムセクションは生音でやって欲しいとずっと思ってた。
ウッドベース使ってるのかな、これは。
「A or B」の発音「エロオァビー」と、
そこと対比する「ディプロマシー」(駆け引き)の
掛け合いの妙。
かっさーは、昨年ハロコンでやった
「大人の掟」のこれが続編。
カフェでの食事は
クロワッサンとメロンパンで悩む、
れらぴ系女子。
スズメとハトで悩むしおんぬの謎。