今年の実力診断テストも、
例年よりエントリー少な目とはいえ、盛りだくさんでしたね。
いいところも、悪いところ(?)も、
ヲタ同士でいろいろ語れる要素で溢れているのが、
神イベたるゆえんでしょうか。
今年の賞は以下の通りです。
◆ベストパフォーマンス賞:豫風瑠乃(1079票)
2位:中山夏月姫(945票)※準BP賞
3位:北原もも(622票)
◆上野まり子歌唱賞:広本瑠璃、小野田華凜
◆みつばちまきダンス賞:植村葉純
◆宮本佳林賞:江端妃咲
◆ディレクター賞:有澤一華
◆まこと元気にしてくれましたで賞:北原もも
1位は「この世界は捨てたもんじゃない」を歌った豫風瑠乃。
ピッチの高低差がかなりある難曲でしたが、
ブレずに歌い切りました。
彼女には追い風が吹いていて、
今回チャンスでしたが、
見事、そのチャンスを生かし切ったという印象です。
ここで勲章ができたのは、
デビューに向けてとても大きな一歩ですね。
ただ、課題のリズム取りについては、
テンポを外すシーンも散見されました。
上野まり子先生が最後に慌てて
その点付け加えたのは、まさにそういうことで、
課題と向き合うことは継続してやっていくこと、
これが大事かなと思います。
ちなみに自分は、
有澤一華、小野田華凜、ダンソン(松原ユリヤ)の3人が
良かったです。
有澤ちゃんは、歌声の重厚感と、
それでいてリズム感も悪くなく、
ダンスとのバランスも良かったですね。
上手くまとまっていました。
キャラも立ってきたし、
もうこの子はデビュー確定でいいですね。
その変身ぶりに驚かされました。
最初現れた瞬間、
今までやったことのないアイメイクをしてて
そこでまずオッとなったんですけど、
パフォーマンスを見て、さらに驚きました。
歌や表情から、
子供から少女(女性)へと変わっていく過程が見えて、
ちょっとダンソンのことが「好きってなった」。
なんか、ヲタクが面白がってた頃のダンソンには
俺は全く興味が湧かなくって、
俺がこうして少し興味を持つようになったら、
賞がもらえなくなったって、
どうゆうことやねん。
投票は、小野田華凜に入れました。
横ノリの「Do it! Now」はグルーヴ感に溢れ、
リズム取りに関しては、
今の研修生で随一だと改めて感じました。
日本人は縦ノリは比較的できても、
横ノリでリズムを取ることが苦手。
手や足の力をうまく抜いて、
体幹でリズムを取る必要があるからです。
彼女は普段からその練習をしっかりやっているのですね。
聴いてて、気持ち良くノレました。
(でもヲタクはそういうところは見てくれないんだろうな、と思いながら投票しました)
実力診断テストの運営について、苦言を呈したいことが2点。
1つはカメラワーク。
今回のような配信では、
映像を通じてでしか彼女達のパフォーマンスを
確認することができないのだけれど、
余計なスイッチや、
変なところでアップにするシーンが何度かあり、
彼女達の肝心な動きや振り付けの部分を
見逃すこともありました。
基本は全身が見えるように、
真正面から「引き」のアングルで映して欲しいです。
もう1つは審査員コメントの力量格差問題。
とくに、まことは全く個人のパフォーマンスの内容に触れていない。
あれは、研修生が可哀想。
みつばちまき先生が、
ほぼ「指摘」に近い厳しめのコメントを出すことが多いので、
褒めるにしても、指摘するにしても、
それに対抗できるくらいの精度でコメントを出さないと、
アラケンがどの審査員にコメントを求めるかによって、
ヲタクの投票にも影響が出てしまいかねない状況です。
ただ、橋本慎さん、まことともに、
みつばちの毒針から、
ほっちゃん(橋田歩果)を守ろうとしたことだけは評価します(笑
佳林ちゃんくらい、
がっちりコメントしてくれれば良いんですがね。
最後に、残りの研修生についても、簡単に一言、感想を。
◆広本瑠璃
いきなり「赤ちゃんフード」で出てきたときには
ビビってたじろぎましたが、
脱ぎ捨ててからのパフォーマンス、
とくに真剣な「真顔」が良かったですね。
これからも「真顔」推しでお願いします。
◆村越彩菜
今回、ヲタクの「印象」を変えることに成功した子の1人。
地味なイメージを消し去る活発なステージングでした。
赤いシャツにチェックのスカートも鮮やかだったと思います。
◆西﨑美空
タイトスカートが動きずらそうで、
下半身があまり使えてなかったかな。
セクシーな表情はまだお勉強中というところで。
(まだJCですから!)
歌は成長ぶりが見えました。
◆平山遊季
歌い終わったあと、
「上手くいかなったな」という素振りでしたよね。
志の高い子なんで、どこができてなかったか、
自分でちゃんとわかっていると思います。
(ってか「Rockの定義」ってやっぱり難しいわ)
だからこその悔し涙だと思いますし、
敗因がわかっている分、次回また頑張れるのかなと。
(一番ヤバイのは、敗因も何もわからず無力に終わってしまうこと)
◆江端妃咲
高いキーも出ていたし、
裏声・地声のエレベーターも上手にこなしてました。
そういう意味では、課題クリア!
確実にステップアップしてます。
◆植村葉純
マイクホールドしながらのダンスって、
やっぱり難しいよね。
お得意のメリハリのあるダンスができていたかというと、
「ん?どうかな?」と思う場面もあったけど、
みつばち先生も言うように、
潜在能力の高さは十分証明できたかなと思います。
ダンス賞もらって、アワアワしてました。
いいキャラクターしてます。
◆橋田歩果
昨年の斉藤円香も味わった恐怖の時間
「みつばちまきの公開説教タイム」、
今年の栄えある犠牲者に選ばれたのは橋田歩果。
何がみつばちまきの導火線に火をつけたのか。
(答え:あのイミフな髪留め2つ!)
みつばち先生の
「高校生なんだからカワイイだけじゃダメなんだ」
といったニュアンスのコメントは
偏見に過ぎないと思います。
ただ自分から見て、
彼女がこの曲にぶつけてきたイメージ(衣装含め)と
実際の曲の世界観は合っていなかったです。
解釈の違いかもしれないけど、
「Kiss!Kiss!Kiss!」はロックな曲でもあるので、
跳ねるべきところは
ちゃんと跳ねて欲しかった、
そういう意味では物足りなさが残りました。
◆北原もも
メイクも衣装も
明るい雰囲気で良かったんじゃない?
まずはそこを評価したいです。
投票で3位フィニッシュというのも、
彼女にとっては大きな成果です。自信になるでしょう。
観客は、パフォーマンスを通じて、
演者(北原もも)がどういうパーソナリティであるかどうかを見てます。
北原ももがどういうパーソナリティなのかが伝われば、
感動を呼べます。
全体的に上手いのはわかるけど、
今はそのエモーショナルな部分が見えてこない。
次のステップはそこです。
◆中山夏月姫
以前の歌の不安定さが消えて、
どちらかというとダンスメンより歌唱メンに
なったんじゃない?と思うくらい。
ダイエット頑張ったそうですが、
ちょっと太りやすい体質なのかな、
研修生離れしたムチムチ具合がたまりましぇん。
山田苺への想いが溢れ出たときは、
やっぱり心打たれました。
◆石山咲良
メイクのやり方を覚えただけで、
一気に垢抜けるのは、素材がいいから。
ビジュアルはもう完璧です。
天然ちゃんなところも、
男ヲタにはウケるでしょう。
デビューするにあたって、
課題の歌が最低限問題ないレベルにあることは
今回のパフォーマンスで確認できましたので、
さっさとデビューさせましょう事務所様。