昨日は新宿まで「眠れる森のビヨ」を観に行きました。

18時開演ということで、

仕事終わりじゃ間に合わなさそうだと
思っていたんだけど、
「りか姫に会いたい」の一心で猛スパートをかけて、
なんとか間に合いました。



予備知識なしで臨んだので、
きっと、眠っているりか様を

平井美葉ちゃんがキスで起こすんだろうと
想像してたんだけど、
全然違うやーん、という展開でした。

むしろ、眠っていたのはみよりんで、

起こしたのはりか様だっていう。

演劇の中で演劇(演劇部)をやるってのは、
前回の「アラビヨーンズナイト」の続きを見るような感じだったけど、
途中から急転直下、話のテーマが変わり、
あの世とこの世の話になっていきます。
そして、りか様が亡霊と思いきや、
実は、みよりんとりか様以外の10人の方が

亡霊だったという意外な展開に。

ヒカル(平井美葉)とヒマリ(島倉りか)の関係性だとか、
ヒカルがなぜ最後、自分が描いた脚本とは別の道を選択したのかとか、
ツムギ(前田こころ)はなぜ全国大会を前にセットや衣装を
グチャグチャにしたのか、辺りを、
もう少し丁寧に描いていたら、

この劇の中心であるヒカル、ヒマリ、ツムギの人間性が見えて、

より物語に深みが増したのではないかと
思いますが、
なかなか2時間の中に凝縮して詰め込むのは大変ですね。


主役は圧倒的にヒカルを演じたみよりん。
彼女1人だけ出ずっぱりだし、
まさに「平井美葉オンステージ」といった趣。

ちょっとチャラい感じのモテ男子を演じるのが上手いんですよ。
いや、あれは演じてるんじゃないんだな、

きっと、みよりんの「素」なんだ、
そう思うくらいハマってます。

ナレーション部とセリフの切り替えも上手い。
事故シーンの迫真の演技も見事。
ラストシーンも、

ヒカルを11人のお姫さま達が囲うという、
今のBEYOOOOONDSを象徴するかのような

「みよりんハーレム」状態。

あぁ、平井美葉になりてぇー!!

カーテンコールから舞台を去るまで、モテ男子がそのまま憑依している
みよりんに笑ってしまいました。





◆ヒカル(平井美葉)

演劇部の脚本を書くハメになったヒカル君。

「やらされ感」が、モテ男子。

車いす姿さえも、モテ男子。

◆ヒマリ(島倉りか)

演劇部員とは完全別行動のヒマリ。
「もうヒカルと口聞かないから!」
この時は、完全に幼女なりか様でした。

◆夢子(西田汐里)

ヒカルに恋する演劇部のエース。
西田はどの役をやっても、結局は西田なんだな。

◆ノゾミ(山﨑夢羽)

今回の憎まれ役はゆは。
イライラ演技のバリエーションが豊富だなと。

◆タマエ(高瀬くるみ)

ノゾミの舎弟①。
ヤッターマンで言うところのボヤッキー役をこなすくるみん。

◆カナエ(里吉うたの)

ノゾミの舎弟②。
ところどころに「ブラックうーたん」が垣間見えます。

◆山上部長(江口紗耶)

演劇部部長。
部長なんだけど、若干部員達に押され気味です。

◆浜田先輩(一岡伶奈)

天山広吉みたいなの頭に付けてますが何か。
適当で親分肌なところは、いっちゃんにも通じるかも。

◆ネネ(小林萌花)

ピアノ伴奏するときの「ど・う・ぞ」がツボ。

◆ショーコ(清野桃々姫)

新人仕立て屋①。
みいももコンビは息ピッタリ。

◆ユッコ(岡村美波)

新人仕立て屋②。
歌うときはショーコとともに前面に出てきます。

◆ツムギ(前田こころ)

ヒカルの親友、この劇のアクセントとなる役。
今まで見たことがない前田こころが見れます。

 

 

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最近、また死後の世界とか考えたりします。

結局、それぞれの人間の脳ミソに映し出される仮想世界と、
現実世界は一致しないもので、
普遍的な真実などは存在しない。
少なくとも、自分の脳ミソの中には存在しない。
自分の脳では理解することのできない世界が、

たくさんこの世には広がっている。
考えても意味がないのだから、
目の前の一瞬を生きるしかない、

というところに帰結するいつものループ。

 

結論、平井美葉になりたかった。