今回から字幕なくしたのね、ロゴマークは邪魔だけど。

ひなフェス帰り、京葉線で
「『DOWN TOWN』とかさ、あんな曲、誰得なんだよ」

と話してたヲタクに
「フン、ハロヲタを相手にした曲じゃねーし」

と内心反発してた大人げないワタクシ。

ハロプロを知らない人が、

お店とか有線で聴いて

「お、懐かしいじゃん」とか
一周回って「なんか新鮮じゃん」とか

ちょっとでも引っかかるものがあればそれでいいし、
シティポップブームに乗って、

海外とかでチョロっと注目を集めるようになれば
それでもう十分なんだけどね。

ハロの先輩グループは、

「ハロプロ外」の世間への発信ということを
常に意識して欲しいと思ってる。


「DOWN TOWN」(作詞:伊藤銀次、作曲:山下達郎、編曲:Anders Dannvik)


本来、カバー曲は原曲とは違った解釈をしてこそ、なのだが、
シュガーベイブの原曲から、特段、目立った変化はなく。

ただ、女性グループが歌うということで、

原曲よりはアップテンポにして明るく弾む感じにしている。

出だしが、里愛→由愛の声で始まるのがフレッシュで良いし、
その後、まなかん→れいれいと繋がるのも良い。

 


街の写真を背景に、颯爽と歩くシーンが多く、
お化粧して街に繰り出すときの

ウキウキ、ワクワクな高揚感が伝わってくる。

 

合成映像がダサい感じではなく、

オシャレに仕上がってるのはテクニック。

衣装もあえてネクタイ、ブラウスとシックなテイストで
子供っぽく見られるのを拒否した意図を感じる。

 


かなともがまなかんをネクタイごとグイって引っ張り上げる謎シーン。
どう見ても、まなかんがかつあげされているようにしか

見えませんありがとうございました。


「がんばれないよ」(作詞:山崎あおい、作曲、編曲:KOUGA)

 

KOUGAのことは、

かねてからメロディメーカーとして評価している。
この曲のメロディラインも好き。
例のバラードカバーの波の中で発表になった曲なので、
インパクトとしては埋もれてしまった感も拭えないが、

普通にいい曲だと思う。

山崎あおいの歌詞は、

壮大なストリングスの仰々しさとは逆に、
日常生活の中のちょっとした挫折と奮起の心情を
ありのままの等身大で描いている。
仕事帰りのOLとか、家に帰ってきてふとしたときに
こんな思いに駆られることがあるかもしれない。
そんな日常の物語が見えるPVにしても良かった。

 

この曲は近年のJuice曲のテンプレ通り、

あーりーの歌い出しからスタートするが、
あーりー→れいれい→るるちゃの3人のパワーで、
のっけからグイッと曲の世界観に引き込むことができる。
今までのJuiceには無かった形だ。

2番サビの「本当はダサい私を」の

あーりーの歌い方がすごく良い。
大サビのバックコーラス(るるちゃ、れいれい)も、
2人の歌声が遅れて響いてくるタイプなので、

結果的に、壮大なアレンジとうまくシンクロしている。

 

ラストはまなかんのオリジナルコンテンポラリーダンスに
れいれいがオーバーラップして終わる。
これも、新しいJuiceの形である。

 

 

このやふぞうの力強い眼差しが好きだ。