ちょっと前だけど、
「街録ch」のインタビューに
山田元マネージャー(現YU-Mエンターテインメント代表取締役)が
出演していた。
ご覧の通り、そっち系の強面をしているが、
かつてアップフロントで
モーニング娘。やスマイレージのマネージャーをやっていた人である。
特に、スマイレージのマネージャーをやっていた時代には、
「鬼軍曹」として怖れられていたのは有名な話。
このインタビュー内では、
山田マネがアップフロントに入社した経緯
(元々パチプロみたいな生活をしていて、
パチンコ屋で流れる「LOVEマシーン」が大嫌いだった話)や、
独立してからの苦労話
(アプガで武道館をやった時の話)
などが語られているが、
彼の仕事のスタイルの原点を知る上でより重要なのは、
里田まいがブレイクした時の話である。
当時、事務所は里田まいが売れるなんて
夢にも思っていなかった。
ところがクイズヘキサゴンに出演してから、
彼女はおバカタレントとして一躍有名になるのである。
事務所が考えもしなかった方法で、
里田まいはブレイクしたのだった。
これは結局、タレントとしての才能を自分達が見過ごしていたということではないか、
と山田マネは考えるようになる。
ある一部分だけを見て、
その才能を切り捨てるのではなく、
もっといろいろな可能性を探るべきではないのか?
そういう思いが、
ハロプロでデビューできなかった子を集めて
アップアップガールズを作ったり、
やがて独立する原動力になる。
今はその山田社長のもとに、
あやちょ(和田彩花)やきっか(吉川友)など、
総勢25名のタレントが集まっている。
ハロプロにいた時はできなかった、
アイドルとしての解釈を拡げられるような自由で幅広い活動がしたい、
そう考えたあやちょが選んだのは、
意外にも山田社長の元だった。
スマイレージ時代、あれだけこっぴどく怒られた相手、である。
(反抗したあやちょが唐揚げを壁に投げつけるほど、である)
この2人の間には、信頼関係があるように思う。
あやちょがアンジュルムとして活動していた時も、
山田社長にちょくちょく相談していたようだ。
あやちょの目指すところが、
先述した山田社長の原点(新しい可能性を模索する)と合致して、
お互いに共鳴したのではないかと想像する。
4スマ時代の山田マネのやり方が
正しかったのかどうかはわからないが、
当事者のあやちょやまろ(福田花音)が
「当時怒られたことがいかに大切だったか、今となっては感謝している」旨の
発言をしていることからも、
確かな信頼関係が窺えるというものだ。
最近、小田さくらが「私が思うこと。」というタイトルのブログで、
アイドルの現状について、率直な思いを綴った。
その次の日、
まるでそれを謝罪するようなブログがアップされたのに驚いた。
その間、担当マネージャーと
どんなやり取りが交わされたのだろうか。
今のハロメンとマネージャーの間に信頼関係はあるのだろうか。
後で振り返ったときに、
あれは正しい対応だった、と思えるだろうか。
小田さくらの主張の中身より、そっちの方が気になった。
P.S.
「街録ch」は、カンパニー松尾回が面白い。
V&Rプランニング時代の安達かおるとの邂逅など。