「おまえさあ、誰かこのクラスで好きなやつとかいんの?」
「いねえよ」
「学級委員の川村さんとか?」
「一度も話したことないよ。まず話すキッカケがないじゃん」
「だな。俺らみたいなクズは、眼中にないだろうな」
「カーストが違いすぎるんだよ」

「上國料さんと話したことは?」
「ますますないわ。

そういえばこの前、バスケ部のキャプテンと一緒にいるところ見たぞ」
「へー、珍しいな」
「あの2人、付き合ってるらしいぞ」
「え?あのキャプテン、笠原さんと付き合ってるんじゃなかったっけ?」
「知らないのか、もうとっくに別れたよ。

笠原さんは今、ストロベリースメルのピアス野郎と付き合ってる」
「あんな奴と付き合ってるのかよ!どうりで最近ケバくなってきたと思った」

「そもそもこのクラスで話したことある女子っているか?」
「橋迫さんなら一度、しゃべったことあるよ」
「あー、俺もある」
「だけどな橋迫さん、ものすごく冷たい目線でこっちを見てくるだろ」
「あのゴミを見るような目線な」
「そうそう。あれ、、、、ゾクッとするわ」
「うーん。わかるwwww」
「わかるんかいwwww」

「そういえば、しおんぬは?」
「誰だよ、しおんぬって」
「長野から転校してきた為永さんだよ。隣のクラスのやふぞうがしおんぬって呼んでた」
「やふぞうって誰だよwwww」
「松永さんだよ」
「あの廊下で目が合うとタックルしてくる女か。あれホント意味わかんないんだけど」
「しおんぬ、優しくていい子そうじゃん」
「でも俺達にとっては、高嶺の花子さんだろ」

「じゃあ、ケロンヌは?」
「ケロンヌって誰だよwwww」
「千葉から転校してきた川名さんだよ」
「ああ、あの子はヤバイwwww」
「確かにヤバイなwww電波系のにおいがする」
「授業中、ポケーッと窓の外ばっか眺めてるぞ」
「意外だけど、川村さんと仲良いみたいだな」

「じゃあ、わかなくんさんは?」
「えーっと、子供じゃん」
「子供すぎるわwww」
「なんで同じクラスにいるんだよwww」
「知らんがなwww」

 

 

ある日、笠原さんに屋上に呼び出された。

なーんて妄想するだけの学園生活なのであった。

 

 

斜め前に 座る君の うしろ髪をいつも見てる

もう少し近付きたいな

今日は話せそうにない ため息ひとつ

(「学級委員長」@スマイレージ)

 

かわなさん×わかなさん。

 

自分は占い師なんで今のうち予告しておきますが、

この先、松本わかなちゃんは鈴木愛理寄りではなく、

中村俊輔寄りに顔が変化していくことでしょう。

やがて、アンジュルムの背番号10を背負う宿命です。

 

 

P.S.

自分の中学時代、同じクラスメイトで

「俺のイチモツはストロベリースメル」と自慢していたやつがいた。

いつもそれを笑い物にしていたが、

そんな彼にもちゃんと彼女がいたんだよな。

ちょっと羨ましかった。