里愛「なんで料理してるんですか?」
くろっき「健康ランドがアルバイト募集してて、

希望はメンテナンスっつって風呂の掃除だったのに、

なぜか配属が洋食の厨房になっちゃって」

人生、いろいろ~~~!


いわれなき罪によって
無実のおいらは6年間、
厨房の中に
閉じ込められていたのであった

星の夜、麻布十番の片隅で、
アップフロントの人々によって
うどんを作らされてしまったのであった

どんな 夢も(不思議じゃない)
おいら(いつも思うんだ)
いくら(つらいことがあったって)


これでいいのだ これでいいのだ

 


これでいいのだ これでいいのだ


6年の刑期を終えて
おいらはアップフロントの人々に礼を言って
京寿々を畳んだ

これからは
どこへだって歩いてゆける
このウデさえあれば
料理教室だってできる

 

5年目のハロステ、
まなかんと再会した
ねえ、これからは2人で
罪を償う旅に出ましょう

飛び散る油からまなかんを守り
まなかんは「素敵!」と言った

 

握った彼女の手はなぜか
冷たかった

6年目の秋にまなかんは消えた
おいらは満点の星空の下
泣きながら思った
これでいいのだ
つらくとも、これでいいのだ
会長を名乗る男が言う
かりふわ堂だってすぐに潰れた
京寿々もそろそろいいだろう
実は来年、事務所を移転しようと思っている
もう麻布十番に用はない
これでいいのだ
そうだ、これでいいのだ
だが、しかし... 
だが、しかし... 


これでいいのか これでいいのだ

 

これでいいのか これでいいのだ

人生とは、なんだーーー!

 

 

P.S.

今日の一曲。筋肉少女帯「これでいいのだ」(1989年)