自分も子供の頃、
クラシックピアノをやっていた。
いま思うと、
もうちょっとマジメにやっていれば、
大人になってから
少しは音楽活動もできていたのかなと
後悔しているが、
そもそも音楽って、
マジメにやれば身に付くものでも
ないような気がする。
一応、クラシック出身のはしくれということで、
ぶっちゃけ、
ほのぴ(小林萌花)のイベントは
1時間ぶっ通しピアノリサイタルで
全然いいと思っている派である。
ほのぴのピアノなら、ずっと聴いていられる。
あ、ちなみに
ほのぴクラス(コンクール入賞歴あり)の
ピアノコンサートの一般的な値段は、
1000円~2000円くらい。
思ったよりも、安いでしょ?
片や、バースデーイベントは5000円ちょい。
ハロヲタやってると、
金銭感覚がわからなくなるってやつ。
<イベント内容> ※1部 司会:さわやか五郎
01.ショパン ワルツ 第9番 Op.69-1
02.ショパン マズルカ 第43番 Op.67-2
03.ブラームス ピアノソナタ第1番 Op.1 第三楽章
04.ショパン エチュード 第5番 Op.10-5
・おめでとうVTR(金澤朋子)
・ほのぴのデッサン~BEYOOOOONDSを添えて~
【ライブコーナー】
01.愛して愛して後一分(モーニング娘。)
02.「ひとりで生きられそう」って それってねぇ、褒めているの?(Juice=Juice)
03.Do it! Now(モーニング娘。)
04.悪いヒト(ハロプロ研修生)
05.ぁまのじゃく(スマイレージ)
2020年9月2日、
スクエア荏原ひらつかホールで行われた
小林萌花バースデーイベントの配信を観た。
昨年の10分近くにわたる
ショパンのスケルツォ第2番が圧巻だったので、
今年もどんな曲をやってくれるのか
楽しみにしていた。
今年も彼女が大好きなショパン、
そしてブラームスの計4曲。
やっぱりピアノをやっている者にとっては、
ショパンを弾けるようになるというのが
憧れというか、一番の目標になる。
「ジュラ・キシュ国際ピアノコンクール」の
高校生部門で第2位に入賞するなど、
輝かしい経歴を持っているほのぴだが、
彼女自身はコンクールが苦手だという。
人前で演奏する楽しみは知っていても、
コンクール独特の緊張感、
審査されている感が苦手だという
ピアニストは多い。
こういったコンクールの場合、
楽譜通り、一音一音正確に弾くことが採点基準となる。
楽譜通りに弾かなかった場合、
作曲者の意図を理解していないと判断されるのだ。
しかし本来、音楽とは、
もっと自由なアイディア、自由なイマジネーションで
表現されていいはずだ。
ほのぴは以前、コンクールの審査員の先生から、
こんなアドバイスをもらったという。
「十分に弾けているけれど、そこに小林さんの個性、即興性が欲しい」
そこで「正しく演奏するだけじゃダメなんだ」と
気付いたことが、
彼女のターニングポイントに
なったのだと思う。
この日演奏したショパンの優雅な「告別」も、
そして荘厳で叙情性に溢れたブラームスの調べも、
ほのぴがその音楽の世界に没頭し、
どうやったらその好きな世界観を伝えられるか、
イメージしながら演奏していたし、
何よりも本人が一番楽しそうに
ピアノを弾いているのが印象的だった。
ハロプロに入った意味も、
彼女が音楽の幅を拡げ、
表現の自由さを手に入れるため。
ただ、ハロプロ曲を歌っているときは、
ピアノを弾いていたときや
デッサンをしている時に比べ、
まだまだ全然没頭できていない感がすごかった(笑)ので、
そこは今後の課題ということにしておきましょう。
「悪いヒト」「ぁまのじゃく」が好きだという気持ちは
伝わってきたけどね。
ほのぴ、「悪いヒト」好きなんだ、っていうね。
P.S.
いっちゃん(一岡伶奈)とは気が合う、服のセンスが合う、
金銭感覚が合う、というほのぴ。
ほのぴはどうみてもお嬢様なので、いっちゃん金持ち説が浮上。
ほのぴにおススメされたパンプスがロシア製なのかイタリア製なのか
全くわかっていないニシ(西田汐里)は、間違いなく庶民。