見たか、これが純度100%「素のやふぞう」だ!



里愛ちゃんが

「素の自分を出し切った!」と語った通り、
啓太が

「3秒に1回はボケる女」と評した通り、
そしてスタッフが

「松永ってこんなに喋るのか」とあきれ返った通り、
しゃべくりまくった60分。
(一応、半分の30分は歌いましたw)

1年目のバースデーイベントで、

これだけ堂々と自分を出し切れれば
大成功。

るーちゃん(段原瑠々)と

連日のイベントとなったため、
正直、里愛の方は

チケットの売れ行きが悪かったが、
今日集まったヲタは、

まだ知られざるやふぞうを体感できて、
これはもう、やふぞうヲタ急増待ったなし、
来年は人気コンテンツの仲間入りだ。


<イベント内容> ※2部 司会:鈴木啓太(上々軍団)

・やぶぞう学園

【音楽の時間】

01.Yeah!めっちゃホリデイ(松浦亜弥)
02.オシャレ!(松浦亜弥)
03.愛のバカやろう(後藤真希)
04.夢見る15歳(スマイレージ)
05.ブギ―トレイン'03(藤本美貴)
06.マジグッドチャンスサマー(Berryz工房)

【ホームルームの時間】
 罰ゲーム(キュンセリフ披露)


●学校大好きやふぞうトーク

ここ一年、ライブでの

グッとオトナっぽくなった里愛を見て、
やっぱりこの子も早く大人になりたいのかな

なんて
勝手に想像していたけど、
今日の話を聞くと、全然違ってた(笑

子供のままでいたい、
もっとはしゃぎたい、というか、
中学校が楽しすぎて、卒業したくない。

これだけ学生生活のことを

嬉々として喋るハロメンも珍しい。
リア充にもホドがある。
ついには、学校の先生のモノマネを披露するコーナーも。
こっちからすると「誰だか知らんがな!」

という話なのだが、
里愛ちゃんのモノマネが面白すぎて、

爆笑の渦。
こういうのは照れずにやり切ったモン勝ちだが、
キモの座り方がハンパない。

いつもJuiceライブのMCでは、

やふぞうが喋り出すと
「ざわ...ざわ」とヲタがざわつき始めるのだが、
今日は初っ端から

やふぞうワールド全開、
マシンガントークで次々と爆笑を取っていた。

やふぞう学園の校歌として、

いきなり上々軍団「仲間」を歌い出すやふぞう。
友達と仲良くなるためには「タックルするのが一番」。
家庭科の授業で、玉結びのやり方を忘れてしまい、

隣の友達に聞いたら、

友達も知らなくて「えー?!最高!!」となぜか盛り上がるパリピ世代。
語彙力ないですよねー、あ、語彙力といえば私、名古屋に語彙力置いてきたんですよー、
とどんどん思い付きで話が変わっていく佐藤優樹スタイル。
と思ったら、

急に哲学的な名言が飛び出したりする。
展開が早過ぎて、

啓太がツッコむ隙もない。

なにより、セーラー服&デコ出しポニーテールが最高。

 



●リズム取りの天才

ハロコンの「The Ballad」は、1回しか観ていないが、
ぶっちゃけ、あまり印象に残らなかった里愛。
こんなもんなのかなと思っていたが、
今日の音楽の時間(ライブコーナー)を観て、
やっぱり只者ではないことが改めてわかった。

ピッチ、リズムともに正確無比なのだが、
ことリズム感に関しては、

ハロメンでもトップクラスの実力。
聴いてて気持ちいいところに、

悉く音が当たっていく。
それがグルーヴ感を生み、

やがて会場の空気を支配していく。

あやや曲で

歌詞を飛ばしてしまい、
歌い終わった後の第一声が

笑顔で「チクショー!」

リズム取り圧巻の「愛のバカヤロウ」、
そして、ポニーテールを揺らしながら

楽しそうに踊って躍動した「夢見る15歳」「ブギトレ」
そうそう、こういうのを見たかったのよ、
15歳の等身大の松永里愛を。

まだ声の響き、伸びが足りないが
(バラードやフェイクでの歌い上げ系が実は苦手?!)
それも、伸びしろの一つ。
この「大器」には、

縮こまらずに大きく育って欲しい。

ラストに歌った「MGCS」は、

ラストの研修生発表会で米村姫良々、橋迫鈴、為永幸音と一緒に歌った曲。
仲間想いの熱い一面もあり、
そういうところもなかなかいいじゃないか。

「みなさんが、心の中で『りーあい!、りーあい!』って
言ってくださるような曲を選びました」

と里愛ちゃん。

そんな声にはならない声援も

聞こえてきそうなくらいの熱量が
この日のライブにはあった。

 



Juice=Juiceでは、

お姉さま達に合わせたりして
素の自分は封印気味という里愛ちゃん。
「人間は、本音だけでは生きられないじゃないですかー」
その口調も、あっけらかんとしたものだ。

今はそれでいい気がする。
里愛の場合、周りに歩調を合わせながらも、

本当の自分を見失うことはないという信頼感がある。
彼女には、あと10年は

ハロプロでやっていて欲しいから、
賢くオモテとウラを使い分け、
少しずつ素の自分らしさを出していって、

少しずつオトナになっていって欲しい。

しかし、今日のバースデーイベントに

参加したヲタにとっては、
「素のやふぞう」の破壊力を思い知った、
忘れられない日になるだろう。