明日のアンジュルム、六本木泉ガーデンギャラリーで、
はーちゃん(太田遥香)、れらたん(伊勢鈴蘭)と握手する予定だったのに、
新型コロナウイルス関連肺炎の感染拡大のため、イベントが中止順延になりました。

こんなことでしか、新型コロナウイルスを身近に感じる機会がないというね。

順延といっても、2月はハロコン、他グループのイベントも立て込んでいるし、
来週末のイベントだってどうなるかわからないし、
スケジュール立てるのが大変!

(もう、むろたさん(室田瑞希)の卒業を延期するしか…)
と、はーちゃんは思っていて、
そしたら、ふなきさん(船木結)にもまた3ヶ月先に延ばしていいですかって
お願いしなきゃだし、
どうなっちゃうんだろう??って、はーちゃんは思います。


ところで、吉田豪のSHOWROOMに、あやちょ(和田彩花)とYU-Mエンターテイメント
社長の山田さん(スマの元マネ→画家のマネではない)が出演した回を観ました。

さしもの吉田豪も、山田社長の前だからか、あやちょに妙に気を遣っていて
あまり深掘りせず穏やかに進行していたのが印象的でしたが。

その中で「人生の半分は怒ってる」と冗談を言ってたあやちょですけど、
この「怒り」こそ、ここ数年のあやちょのアイデンティティと言っても

過言ではないと思いますね。

あやちょの好きな仏像に例えると「明王」みたいなものですよ。

ちなみに明王が怒るのは、以下の3つの理由があります。

①(仏教に帰依しない)従わない民衆に、畏怖させてでも教えに帰依させようとする気迫
②快楽に心浮かれている民衆の心を砕くため
③悪に対する護法の怒り

これはそのまま、アンジュルム後期にあやちょが怒っていた理由とシンクロしますね。

①風紀の乱れで集中力が欠け従わないメンバー達に、喝を入れるための気迫
②楽屋で遊び呆けて心浮かれているメンバー達への注意
③事務所に対する牽制、人権擁護

とくに強調すべきは③です。
学業優先、成人式への参加権利要求、地方ツアー中のお弁当支給要求、
水着拒否権の尊重、アッチャアッチャのウエディングドレス拒否、など。

事務所の不当(?)な要求に対し、あやちょが怒りをもって抵抗することで、
メンバーの人権を守り、メンバーがより自由で楽しく、ストレスのないアイドル生活を
送れる役割を果たしていたと思います。

あやちょは正義感が強い子ですからね、事務所にとっては時折、面倒な存在であっても
メンバーにとっては、良き隠れ蓑になっていたことが窺えます。

世の中に「怒れる人」ってのは、必要不可欠なんですね。

 


しかし、あやちょの「怒り」が、アンジュルムに新しい価値観をもたらしたかと言うと、

答えは「NO」です。

あやちょから、アンジュルムを将来どうしたいのかという具体的なヴィジョンが
示されることはついにありませんでした。
現状抱えている不満に反発することはあっても、新しいモノをクリエイトする能力は
あまり高くなかったようです。

2期、とくにタケちゃん(竹内朱莉)が「わだちょの好きなようにすればいいんだよ!」
とあやちょに対して直接言ったとされてますが、これには、

・いつもメンバーに気を遣ってくれているので、それより自分のことを優先してください
という思いやり、感謝の気持ち。
・わだちょの具体的にやりたいことがわからないという苛立ち

という2つの相反する意味があったと推測するのです。

もし俺が2期メンバーなら、タケちゃんに「今日もさ、わだちょ怒ってたけど、
あれ、何に対して怒ってたんだろうね?」とアホな顔して訊いていたかもしれません。

勿論、あやちょなりに考えていた未来はあったのかもしれないけど、
発する言葉やメッセージが抽象的すぎて、

第三者には伝わらないことが多かったように思います。

そのような点から、あやちょを必要以上に神格化することには疑問を呈します。

(明王化はしたけど…)


あやちょはソロになったので、自分のやりたいヴィジョンを具現化することが

これからのテーマになってくるでしょう。
現代批判、批評をアウトプットに変えて表現するエネルギー。
それは、あやちょが大好きな19世紀後半フランスの印象派画家達がやってきたことです。


そして、タケちゃんはアンジュルムに新しい価値観を生み出すべく奮闘中です。
そんなリーダーの考え方は、少しずつメンバーに浸透していってるのがわかります。

 「私を創るのは私」を歌うたびに自分はこんなに強くない、
 こんな歌詞のように前に進めない。って、
 正直、最近まで歌うのが辛かったです。

これだけ胸の内の気持ちを率直に話せるかみこ(上國料萌衣)は、

だいぶ成長したなと思いますね。

アンジュルムは、全然ピンチなんかじゃないです。


P.S. かみこの「嬉しいお知らせ」って何だろう?
  まだ早いかもだけど、彼女にはゆくゆくソロ歌手の仕事をして欲しいですね。
  上白石萌歌のこのCMみたいに、地元熊本関係の仕事を。