カントリーショックで揺れ動くハロープロジェクト。

ハロプロに失望したハロメン達が、違う未来を考え始めている?!

動揺が広がる中、モーニング娘。'19だけは、
「どこ吹く風」とばかりに、大河のようにゆったりと時が流れているようだ。

そんな流れを生み出しているのは、リーダーのフクちゃん(譜久村聖)に他ならない。

リーダーがどっしりと構え、常にポジティブに物事を捉えているからこそ、
メンバーが自分達のグループに誇りを持ち、
雑音がない状態で自分自身のパフォーマンスに集中できる。

誰よりも激しく、勢いで突っ走った黄金期。
少数精鋭でクオリティにこだわったプラチナ期。
若さとEDMで新時代を築いたカラフル期。

そして、フクちゃんが長期政権を務める今は、
メンバーが本当の自分と向き合うための時間がたくさん与えられている。

それは、フクちゃんが結果よりもプロセス(過程)を大事にするリーダーだからだ。

例えば、15期の新メンバーがうまくダンスできず壁にぶつかったとする。
そんな時、絶対にあせらせない。
どうしてできないかを、同じ目線(それこそフクちゃんにしたらエッグ時代に
戻った気持ち)で一緒に考える。
その考えることこそが、自分と向き合う時間である。
感情のピークの中で、本当の自分を知る。

目先の結果で全てを判断してしまうと、その先の本質に辿り着けない。
エッグ時代から、理知的な考えのもと1日1日積み重ねてきたフクちゃんならではの発想だ。

アイドルらしさよりも、自分らしさを追求すること。
「アイドル」でいる時間は限られるが、
「自分らしく」いる時間は一生かけて追いかけるものである。

こうして時間をかけて逞しくなったメンバー達が、
将来に向けて、何を残してくれることになるかは
後になって振り返ったときにわかるのだろう。

そのとき、「ふくむらみず期」という時代が確かにあったことを知るのである。

 

2013年「MIZUKI」


2014年「うたかた」

 

2015年「かがやき」


2017年「二十歳」

 

2018年「Makana」


2019年「多謝」