2020年から、ハロプロでは客席でのあらゆるジャンプ行為が禁止になるという。
ジャンプによって後ろの人の視界が遮られる、ぶつかったり踏んだりでケガにつながるなど
現場内でのトラブルが相次ぎ、事務所が是正に踏み出した格好。
ごく最近は、目に余る迷惑ジャンプ行為は減少の傾向にあったので、
このまま法(ルール)に頼ることなく、現場で自然に粛清されていくのが理想であったが、
そんな猶予も与えられない状況だったか。
今後、現場で客がジャンプした場合、係員が飛んできて連れ出されるのか、
ゴダールの「アルファヴィル」みたいにその場で射殺されるのか、
ガキ使みたいに「風来坊、アウト!」ってタイキックを食らうのか、
場内が明転して「しゅーりょー!」とそのままコンサートが終わるのかは
わからないが、
とりあえず、ノリに身を任せてジャンプしないように注意しなければならない。
そんな、今後ジャンプしてはいけない「ジャンプ曲」、カウント~ダウン!
10位 こぶしファクトリー「Oh No 懊悩」
ジャンプするタイミングが難しいからと、
あやぱん(広瀬彩海)がわざわざ「スリー、ツー、ワン!」とかけ声するように変えたのに、
肝心の「Oh No ジャンプ」が封印されてしまうとは。
例え、あやぱんが今まで通り「スリー、ツー、ワン!」と誘導しても、
こぶし組は地蔵を貫く覚悟が必要なのである。
9位 ℃-ute「JUMP」/Berryz工房「本気ボンバー!」
ベリキューのジャンプ曲が同率9位。
しかも2曲とも、いきなりジャンプで始まるため、油断は禁物である。
「夏じゃん!」についつい身体が反応してジャンプしてしまったら最後、
タイキックを食らうハメに。
8位 モーニング娘。'18「Are You Happy?」
マサイ復権と思われた「あゆはぴ」も、今後はジャンプ禁止。
例の間奏部分で、メンバーは勿論、マサイの格好でジャンプするだろう。
そういう振り付けだから。
それを客席から冷静に見ているだけの図は、悲しくもあり寂しくもあり。
7位 アンジュルム「大器晩成」
「たいきばんせー!」で跳べない「大器晩成」なんて、イレズミのない中島卓偉みたいに
毒気が抜け、インパクトにかける。でもそこはただでは転ばないヲタクルム、
きっとジャンプに代わる代案を考えてるに違いない。
6位 つばきファクトリー「初恋サンライズ」
サンライズジャンプのできない「初恋サンライズ」は、先日、新宿ReNYで体験した。
ジャンプしない代わりに、ひざを軽く屈伸させてみる。
一抹の消化不良感は否めない。
それでも、せめて両手を高く上げて、背伸びはしていたい。
5位 モーニング娘。「彼と一緒にお店がしたい!」
俺の中で唯一のマサイ容認曲。
「どうして?」と訊かれても、その理由を説明するのは難しい。
前の人と時間差でジャンプするのがコツである。
でもどっちみち、今後はこの曲でもうマサイはできないし見ることもない。
無駄に跳躍力をアピールしたいヲタクは、地下アイドルでも応援してください。
4位 モーニング娘。「ドッカ~ン カプリッチオ」
えりぽん(生田衣梨奈)に「と・ぶ・よ、ハイ!」と煽られ、その通り飛んだら、
射殺されるという恐ろしいシステム。
近未来SF小説もビックリな展開である。
テンション低いのありえない、でも跳ぶのだけはNGなのである。
3位 モーニング娘。「グルグルJUMP」
もうジャンプするためだけにある曲。
ジュンジュン、リンリンがいた頃の「グルグルJUMP」は最強だったな。
さすがにこの曲は封印されてしまうのだろうか、それは余りにも勿体ない。
2位 メロン記念日「かわいい彼」
ハロヲタに残したい伝統文化、その一つが「かわいい彼」のXジャンプである。
メロンヲタが10年ぶりに昨年のひなフェスに参戦し、
20周年記念で久々にステージに立ったメロン記念日を見たとき、
この曲でXジャンプするヲタがたくさんいたことに感動したという。
こぶしがたまにこの曲をやってくれて、今まで伝統継承してきたが、
ついにジャンプ禁止令にてトドメを刺された。
1位 モーニング娘。「ここにいるぜぇ!」
コンサートのラストやアンコールで歌われるのが定番。
最後の力を振り絞って盛り上がり、我を忘れた時
あゆみん(石田亜佑美)に「みなさん一緒に飛びますよ!」と言われ、
飛ばないなんてことができるだろうか。
ジャンプ、ジャンプ、ジャンプ、ジャンプ!
みんなで飛んだら、その瞬間、強制的にコンサート終了である。