猛暑の中、今日のクラブチッタ川崎に集まったファンの熱量が、
BEYOOOOONDSのこの快進撃を物語っていた――
メジャーデビューイベント、さすがに自分は仕事で行けなかったけど、
BEYOOOOONDSにとって、忘れられない記念日となった。
『眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A!/Go Waist』
オリコンデイリーチャートで1位、初日の記録は80,087枚と記録的な売上達成。
今年、ハローの先輩グループが出した初日シングル売上を軽々と跳び越え、
ゴールドディスク認定の10万枚もほぼ手中に収めたと言ってよいだろう。
■ハロプロ各グループのデビューシングル初動売上枚数
デビュー日 歌手名 デビュー曲 初動枚数
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1998/01/28 モーニング娘。 モーニングコーヒー 95,060枚
2004/03/03 Berryz工房 あなたなしでは~ 9,252枚
2007/02/21 ℃-ute 桜チラリ 23,822枚
2010/05/26 スマイレージ 夢見る15歳 20,438枚
2013/09/11 Juice=Juice ロマンスの途中 37,213枚
2015/09/02 こぶしファクトリー ドスコイ!~ 34,639枚
2017/02/22 つばきファクトリー 初恋サンライズ 35,241枚
2019/08/07 BEYOOOOONDS 眼鏡の男の子 80,087枚
これだけ見ても、
20年前のモーニング娘。「モーニングコーヒー」初動売上枚数に迫る勢いだったことが
わかるし、
インディーズで実績を積み満を持してデビューさせる手段を取ったり、
ドーピング(握手会や各種イベント)を打ちまくるなどして健闘してきた既存グループの数字を
大幅に上回ったこと自体、驚きである。
これは、BEYOOOOONDSの何かがハロヲタのハートをガッチリ掴んだ証拠でもあるし、
ハロヲタ以外の一般層からもある程度の反響があったことを示す数字だと評価できる。
何がハロヲタや一般層のハートを掴んだのか。
それはデビューに至るまでの長い道のり、挫折、
それもメンバーが辿ってきた過程が様々であるというドラマ性と
何か新しいことに挑戦しようとする「覇気」が
このグループから感じられるからだと思う。
小林萌花が今日のイベントの挨拶で言った言葉が素晴らしかった。
「わたしはBEYOOOOONDSに入ってプライドを捨てることを学びました」
「歌もダンスも、自分が思っていた以上にできなくて」
「他のメンバーに頼ろう、教えてもらおうと決意した時、みんな一切バカにせず
丁寧に教えてくれた」
「普段泣かないのに、今こうして涙が止まらないのは本気で頑張ることができたから」
エリートとして育った彼女が、これは、なかなかできることじゃないよ。
メンバー1人1人に、本当におめでとう!