アップフロントの主収入の一つであるコンサートでの売り上げ。
果たして1回のホールコンサートでどれだけ儲かるのか、
素人なりに計算してみました。
ゴールデンウィークに行われる、
こぶしファクトリーの中野サンプラザ公演を例にとって考えています。
<OUT>
中野サンプラザ 1日使用料金 約 100 万円(祝祭日料金)
舞台制作費 約 200 万円
照明音響 約 250 万円
衣装代 約 100 万円(5人×20万円)
宣伝費 約 50 万円(一般向けチケット販売手数料込)
人件費(運営・警備・その他) 約 300 万円(雑費含む)
●ギャランティ
あやぱん(広瀬彩海) :セブンプレミアム生ハム 278円
のむさん(野村みな美):ラ・クロシェットのクロワッサン 150円
はまちゃん(浜浦彩乃):カップラーメン「でかまるもやし味噌」 221円
さこ(和田桜子) :お母さんの作った玉子焼き ※プライスレス
れいれい(井上玲音) :明治アーモンドチョコレート 246円
<IN>
チケット代 7500円 × 4000枚(1日2公演:2000×2) = 3000 万円
物販純利益 約 100 万円(観客の3割が平均2000円買った想定)
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支出は約1000万円で、収入は約3000万円、
利益は約2000万円と推測されます。
つまり、ホールコンサートは客がそれなりに入れば
事務所はメチャクチャボロ儲けということがわかります。
これでも支出は高めに見積もった方です。
ハロプロの場合、舞台はきわめてシンプルだし、衣装も安っぽいし、
一般向けチケット販売はオデッセー経由だし。
(音響だけはこだわっているようなのでちょっと高めに設定)
なにしろ、1日2公演というのが強味ですわな。
通常のアーティストだと1日1公演で、そこでわずかな利益を得るわけですが、
ハロプロの場合は、もう1公演の売上がそのまま利益になる要領です。
こういう数字を見せられたら、
もっとホールコンサートやればいいじゃん!と思いますよね。
ただこれはあくまで都内でやった場合の話であって、
地方だと運搬など余計なコストがかかったり、集客力の問題もあります。
また都内にしても、東京オリンピックに向けた工事などにより、
慢性的に音楽ホールが不足していて、
そもそもやる場所がないというのが一番の問題なのかもしれません。