Juice=Juice11枚目のシングル「微炭酸」のMVがアップされたけど、
何度見ても飽きないねこれ。


「微炭酸」作詞:山崎あおい、作曲、編曲:KOUGA

 









 



●まなかん、かりんのダブルセンター発動

ひとことでいえば、稲場愛香をJuiceに入れた価値がはじめて証明されたようなMV。
山崎あおい作詞の失恋ソングだが、まなかんは切なさややるせなさなど、

その表情一つで「物語」を作ることができる。
彼女の表情を追うだけで、この曲の主人公の心情が透けて見えるかのようだ。
今までのJuice=JuiceのMVにはなかった「物語性」が各メンバーのビジュアルとともに

クローズアップされている。

1番サビのまなかんソロでは、感情までも表現したしなやかなダンスが素晴らしいし、

声もこの曲に合っている。

MVのラストでは、かりんがペンダント、まなかんがイヤリングを外して2人並んで
投げ捨てるシーンがあるが、
ほろ苦い青い季節と訣別する気持ちの強さを、最後の最後に見ることができ、
しゅわっと爽快な気持ちにさせてくれる。


●新オプションとして見えてきた新しい可能性

梁川奈々美、宮崎由加の卒業を控えているとはいえ、悲しんでばかりもいられない。

残ったメンバーはJuice=Juiceとして新しい形を追い求めて行くべきだし、
今回のMVで、ビジュアル面でも魅せていくというオプションが増えたことは喜ばしい。

「まなかんがこれだけ推されるのが意味わからない」とか
「きーとも(高木&金澤)の出番が少ない」などのヲタの意見も耳にするが、
俺は、まなかんの表現力を生かすオプションは絶対必要だと思っていたし、
Juice=Juiceのボーカルの基本形として、宮本、高木、金澤のトライアングルは
依然として健在なわけで、何も悲観するところはない。

まなかん中心に話してきたが、これだけは触れておきたい。
最近、植村あかりの柔和でオトナな表情がとてもいい。このMVでも見どころの一つ。
そして落ちサビの段原瑠々、ため息が出るほど繊細である。