今日(つーか昨日)、12月1日は宮本佳林ちゃんのバースデーでした。

俺は彼女に訊いてみたいことがひとつあります。
「ハロプロエッグからの夢はなんですか?」

今日のバースデーイベントでは、自分で作詞・作曲した曲を歌ったり、
ギター演奏したり、今の佳林らしさを強調したイベントになったようです。
彼女には、“クリエイター”として活躍の場を拡げたいという意欲があるようですね。


そんな佳林ちゃんの出世のキッカケとなった番組があります。
それは地方ローカル、静岡朝日テレビの情報番組『コピンクス!』。


当時、ハロプロエッグでも有望株だった彼女は、

新ミニモニ。(リンリン、福田花音、竹内朱莉、宮本佳林)のメンバーに選ばれたり、

舞台『三億円少女』に田辺奈菜美とともに出演したりしていたものの、
モーニング娘。のオーディションに連続落選するなど、
ハロプロ内でなかなかデビューを果たせずにいました。

そんな中、静岡のこの情報番組にナレーション役として声がかかり、

やがて番組のオープニングナンバーをソロで歌うようになります。
彼女が選ばれるにあたってこんな裏話もあって、

最初、事務所が推薦したのは同じエッグの工藤遥だったが、

静岡朝日放送の番組企画担当者が現場に足を運び、宮本佳林のポテンシャルに惚れ込み、

番組のコンセプトである「魔法少女」のイメージに照らし合わせた結果、

佳林ちゃんで行こうということになったんですよね。

 

オーディションに落選続きだった彼女が「悲運のヒロイン」にならなくて済んだのは、

この『コピンクス!』があったからこそであり、

そのデビュー作『カリーナノッテ』は、
佳林らしく透明感があり爽快でメルヘンチックなポップチューンとして好評を得ます。

 


そしてもうひとつの視点、この曲を作詞したのは当時高校3年生の児玉雨子。
小説家志望だった彼女が、父親の知り合いである番組プロデューサーから
「詞を書いてみないか」と誘われ、生まれて初めて作詞したのがこの『カリーナノッテ』。

つまり、現ハロプロエースと現ハロプロエース作詞家のコンビが、

このローカル番組で誕生していたわけなのです。

 

この番組のソロ活動によって、宮本佳林の魅力が再認識され、
また児玉雨子はこの後、女子大生作詞家という異色の肩書で名前が売れることになります。

 

人生、何がキッカケになるかわかりません。

ちなみにこの『コピンクス!』は、多くの次世代アイドルスターを輩出してきました。
 

初代コピンク :宮本佳林(Juice=Juice)
2代目コピンク:浅川梨奈(SUPER☆GiRLS)
3代目コピンク:廣川奈々聖(わーすた)

クインセ :荻野可鈴(夢みるアドレセンス) 


浅川梨奈はアイドル界きってのグラビアクイーン。
廣川奈々聖、荻野可鈴もそれぞれのグループでリーダーとして活躍しています。

そしてコピンクス出身といえば、地元静岡は浜松出身のこの子も。

◆小野田紗栞『サヨナラチュー』

 

さおりんも次世代スターのひとりであることに間違いありません。