今年もまだあと1ヶ月ちょっとありますが、早いものでハロプロ楽曲大賞の季節になりました。
この1年を振り返り、個人的にこれ良かったなというハロプロの楽曲をメモしました。
●今年はこぶつばが頑張った!
5月に合同ホールコンを成功させたこぶつばが、今年一年を通じて頑張ったなあ
というのが自分の印象です。
こぶしファクトリーだったら、まだ音源化されておらずノミネート外ですけど
『亀になれ!』(作詞、作曲:星部ショウ)が最高。
絶品のコーラスとノリノリのスカロックで、こぶしのライブに欠かせない曲でした。
勿論『これからだ!』、『明日テンキになあれ』の2曲もこぶしらしくて◎。
つばきファクトリーだったら、児玉雨子&大橋莉子の精鋭若手女子コンビによる
『低温火傷』、卓偉曲の『今夜だけ浮かれたかった』。
とくに『今夜だけ~』は最初聴いたときはあんまりピンとこなかったけど、
Cメロの小野瑞歩、小野田紗栞によるエモーショナルなソロパートなど、
つばきの歌唱力で曲のパワーを最大限引き出したところがあり、
ライブでやるたびに盛り上がり度がアップしていった印象です。
●20周年記念曲では『Endless Home』が一番良かった
モーニング娘。からは昨年末に発売された久々のアルバム「⑮ Thank you, too」から
『ロマンスに目覚める妄想女子の歌』(作詞、作曲:つんく)が、各ライブで使われる回数が多くフル回転した印象があります。
今の娘。では貴重な明るくて盛り上がれる曲ですからね。
あと、20周年記念曲の中では、アルバム「二十歳のモーニング娘。」の中の
『Endless Home』(作詞、作曲:大森靖子)が隠れ名曲で好きですね。
メインボーカルをなっち(安倍なつみ)、バックコーラスを譜久村聖、小田さくらで担当してるんだけれど、
こういう聴かせるアコースティックサウンドも良いなと。
昔のカバーアルバム「FOLK SONGS」を思い出します。
Juice=Juiceはアルバム曲『禁断少女』(作詞、作曲:大橋莉子)ですね。
高木紗友希のさらなる進化を証明する曲。
りこりこちゃん(大橋莉子)は今年いい仕事をしてくれました。
●今年の投票曲はこちら
上記をふまえて、今年の自分の投票予定曲(とりま3曲)は以下の通りです。
3位 『雑煮でケンカしてんじゃねーよ』 1pts
宮崎由加(Juice=Juice)、牧野真莉愛(モーニング娘。'17)、川村文乃(アンジュルム)
(作詞:桑原永江、作曲:渡部チェル)
これに曲を付けるという難解ミッションをこなしたチェルさんはさすがプロのお仕事でした。
こういう遊び心満載の曲も、ちゃんとプロのテクニックでこじゃれた音楽にしてしまうのが
アップフロントの音楽事務所たるゆえんじゃないですか。
「音楽で遊ぶ楽しさ」を伝えていくのもハロプロの存在価値ですし。
NHK「みんなの歌」で流してくれないかな。
2位 『Rainbow』 4pts
ハロプロ研修生(堀江葵月、前田こころ、金津美月、西田汐里、島倉りか)
(作詞:KOUGA、作曲:KOUGA/中村佳紀)
このブログでも何度か書いた通り、文句なしの名曲です。
よくスルメ曲って言ったりするけど、適当に鼻歌で作ったメロディがスルメ曲になることは無いわけで、
ちゃんとスルメ曲が生まれる《条件》というのがあるんです。
① カノンやラインクリシェなど、人間が心地よく感じるコード進行の基本を
押さえていること
② ①を押さえた上で、不協和音や変則リズムなど、アクセントとなる要素が
含まれドラマチックであること(起承転結の「転」があるということ)
この2点を意識して作っているKOUGAという人はタダモノじゃないと感じます。
カントリー・ガールズに提供した『傘をさす先輩』も良かったですしね。
あとこの曲、繊細な音階の上下を繰り返すので、歌うのがとても難しいです。
ぜひ、カラオケで歌ってみてください。
そんな難解な名曲を研修生に歌わすのがハロプロクオリティ。
1位 『46億年LOVE』 5pts
アンジュルム
(作詞:児玉雨子、作曲:林田健司)
やっぱりファンクでキャッチな、みんなで盛り上がれるこの曲が一番!
シンプルイズベストですね。
とはいえ、リズムは決してイージーではなく、いろいろなパターンがあり、
それも楽しめる要素になっています。さすが林田健司といったところです。
アンジュルムの今後の快進撃に期待という意味も込めてこの曲を1位にしました。
それにしても、ちょっと前まではつんくがいなくなったら、ハロプロは完全におしまいだなんて思ってましたが、
今年も、つんく曲以外でも好きな曲はたくさん生まれました。
とくに児玉雨子、大橋莉子、山崎あおいなど若手女性クリエイターの台頭著しく、来年以降も楽しみです。
もちろん、つんくさんにもまだまだ曲を作ってもらってね。