つい1時間前、帰りの電車の中で、
やなみん(梁川奈々美)が2019年3月でカントリー・ガールズ、Juice=Juiceならびに
ハロー!プロジェクトを卒業するとのニュースを知りました。
「え、なんで?」
「え、どうして?」
そんな言葉が、頭の中を駆けめぐるばかり。
やなみんがいないカントリー・ガールズなんて、想像したくない。
先日のJuice武道館、あんなにいい表情をしてたじゃないか。
でも、そこには別の理由があったんです。
●もともと進学志望もありつつ、兼任の道へ
ここ1年間のやなみんを振り返ってみると、カントリー・ガールズ専属から
Juice=Juiceと兼任になるという大きな転換期ともいうべき出来事がありました。
それまで、アイドルとして貪欲に何事にもトライしてきたやなみん。
その一方で、彼女のもう一つの夢として「進学」も選択肢の一つとしてあったことは知っています。
でもあの時、森戸知沙希、船木結とともに兼任への道を選んだ時点で、
梁川奈々美のアイドル活動への強い意気込みを感じました。
「やなみんが兼任で頑張るというなら、応援しないわけがない」
生涯きってのライバル船木結とお互いに切磋琢磨していく姿に、
やなふなはハロプロの希望の光、ハローのかけがえのない宝物だと改めて感じていました。
少なくとも1年前は、やなみんの心の中に芸能界引退の思いは
これっぽっちも無かったと思います。
●自立したい、という欲求
兼任活動も多忙を極め、目先の仕事をこなすのに精一杯だったやなみんも、
昨年の武道館の終わりくらいから、ちょっと落ち着き始めた頃に、
やなみんの心の中にある葛藤が生まれ始めたんじゃないかと思っています。
それは、自立したい、という欲求…?
今回の彼女の卒業理由、彼女のブログの内容をそのまま転載すると、
“ 改めて自分自身を向き合った結果、
「アイドル」から離れ
「梁川奈々美」としての成長が必要だと感じました。”
具体的に大学で何を学びたいとか、将来何を目指したいというのではなく、
まずは「アイドル」から離れないと、自分が成長できないとやなみんは
言っているのです。
そのような考えに至ったプロセスはわかりません。
Juiceで武道館とか海外公演とかいろいろな夢を叶えてきたやなみんも、
自分自身で掴み取った成果とはまた違ったものであると捉えていたフシがあります。
やなみんは聡明であるが故に、また考え方も大人びている故に、
あらかじめ敷かれたレールの上を走るよりも、
自分で進むべき道は、自分で選びたい。
そういう欲求が強くなっていったのでしょうか。
でもそこで思うのです、
ハロプロ(アイドル)の活動の中で、やなみんが成長できる道はなかったのかと。
ゆかにゃ(宮崎由加)は、やなみんにそういう説得を何回もしたようです。
ゆかにゃだけでなく、カントリーのメンバーも。
でも、やなみんの決意は固く。
今でも交流のあるももち(嗣永桃子)は、やなみんにどんな言葉をかけたのでしょうか。
もしあの時、カントリー・ガールズがそのまま続いていたら?
それは神のみぞ知る、です。
●未来の自分を信じて
Juiceの新曲「Borderline」に「未来の自分を信じて」というやなみんのソロパートがあります。
この1年、やなみんは「自分を信じ切れるか」ずっと自問自答していたといいます。
でも今回の武道館で、絡まっていた糸がほどけたような感覚を味わったというやなみん。
自分を信じる自信が付いたのかもしれません。
確かに、あの日のやなみんは何かを掴んだ顔をしていました。
俺はそれをJuiceで活動することへの手応えと解釈してたんだけど、
もうすでにやなみんのベクトルは違った未来の方向へと向いていました。
やなみんがいなくなることは、今はあまり考えたくない。
けれど、いずれ彼女の門出は大いに祝福されるべきものです。
「志は葉に包む」
やなみんの座右の銘、
彼女の想いはしっかりと受け取らなければいけません。
2日後のZeppTokyo、カントリー・ガールズ4周年イベント~forte~、
そこでやなみんを見て何を感じるのか、
今はそこに集中するだけです。
