「Hello! Project 研修生発表会 2018 12月 〜みかん〜」の出演メンバーが
発表になり、同時に野口胡桃、日比麻里那、土居麗菜の研修生活動終了が知らされました。

3人とも大阪出身。
これで、あれだけいた大阪出身の研修生も松永里愛だけになりました。

中でもまだ中学2年生の土居麗菜は人気もあり、成長著しく、次のデビューは
彼女の番だと思われていた矢先のことなので、正直驚きました。

もちろん、辞めた理由は公表されませんし、3人とも難しい事情があったんだと
推測しますから、外野からアレコレ言っても仕方のないことですが、気になるのは

① 地方ハンデ
やっぱり東京近辺でないと遠征費負担が厳しい?

② デビューするまで時間がかかりすぎる
研修生生活が長く、デビューできる保証はない。
しかも、新グループがデビューしたばかり。
その新グループ(一岡、高瀬、清野)もデビューするまでかなり待たされたのを目の当たりにしている…

が活動終了の理由だとすると、これは無視できません。

①はスポーツの世界でもよくあること。
子供の頃から有望な選手は、各地への遠征試合に参加する機会が増えるため、
その遠征費に家族がかなり犠牲を払うことになります。

ハロプロの場合、東京、名古屋、札幌、そして大阪を拠点に活動することが多いですが、
その中の大阪出身者でも負担がかかるとなれば、
いろいろとシステムを見直さなければいけません。


②については、ある意味、一般企業でもよく起きている現象です。
新入社員や2年目、3年目といったキャリアの浅い子が「自分が思ったことができない」とすぐやめてしまう傾向が見られます。
昔だったら、若いヤツがそんなこと言ったら
「そんなお前に何ができるんだ?やる気がないなら、さっさと辞めろ」と先輩にドヤされていたでしょうが、
今はそれが通用しない(そんなこと言ったらすぐやめちゃう)ので、
若いうちから機会を与え、教育と実践を同時にできるような体制と手厚いサポートを行っている企業が多いです。

研修生はどちらかというと古い体質が残っているところだと思いますので、
原則、地道な訓練をじっくり繰り返しやらせる方針ですよね。

そんなことをしている間に、

よそのアイドルとしてさっさとデビューしていく仲間の子を見てたら、

ハロプロで遠回りした挙句、デビューできるかどうかもわからないまま塩漬けにされるのが

バカバカしいと思う子(家族)の方が、今は多いのかもしれません。

 

やがて、女の子が芸能事務所を自由に選択するようになり、
アイドル界も「買い手市場」から「売り手市場」へ、変わっていくんでしょうか?


でもね、自分も古い人間なので、
長い目で見たら、同じような基礎練習を身体に染みつくまでまず覚え込ませて、
レベルの高いところで時間をかけて切磋琢磨してやる方が、
「本物」になれるチャンスがあると思うんですけどね。

BEYOOOOONDSだって、デビューするまで時間はかかってるし、

変なグループ名すら付けられたけど、

先日はバックダンサーとは言え、武道館の舞台に立つことができたわけですよ。

CHICA#TETSUのえぐさや(江口紗耶)の先日のブログ見たら、

その感激がストレートに伝わってきます。

 

そういう意味じゃ、今の研修生システムは決して遠回りではない。

もし自分がアイドルを目指す女の子だったら(キモイ発想だなあ…)
ハロプロ以外からはデビューしたいなんて思わないですしね。
口パクなんて絶対したくないもんな。
 

 

大阪で1人残された松永里愛ちゃんだけれど、彼女は将来の歌姫候補生です!
研ヲタに「今の研修生で一番歌が上手いの誰?」と聞いたら、
ダントツで彼女がナンバーワンになるでしょう。
デビューするまで目先の事に一喜一憂せず、3人の分まで頑張って欲しいですね。