昨日夜、突然、はーちん(尾形春水)の卒業が発表され、驚きました。
まさかこのタイミングで、そういうことがあるとは。
完全に油断してました。
油断しなかったからといって、どうにかなるもんでもありませんが…

はーちんの卒業に関して、2、3思ったことを書きたいと思います。


●最近のはーちんは顔色が良かった

はーちんは一時期、痩せすぎたり、急に太ったりと
ややコンディションが不安定なイメージもありましたが、
ここ最近、とくに春ツアーで見かけた感じ、とても顔色も良く、
今まで見た中でも一番といっていいコンディションでした。

おそらく、進学の件について折り合いがついて、
はーちんの中で迷いが無くなったからではないでしょうか。

次に進むべき道がハッキリと見えて、それに心から納得している様子がうかがえます。
大学進学の決断は彼女自身にとって正解と思えます。

それについて、第三者がとやかく言える筋合いはありません。


●一般的には「大学生活<芸能活動」だが…

ハロプロにも色々なグループがありますが、
学業との両立ということでは、モーニング娘。はメディアへの登場回数も多く、
大学に主眼を置きながら活動を続けるのは無理があります。

アイドルでいられる時間というのは長い人生の中でほんの僅かだし、
やりたいことをやり尽くしてからでも、大学に入るのは決して遅くないわけだから、
一般論的には、芸能活動を優先するのが普通の考え方でしょう。

それでも、はーちんが大学を選んだのは、
単純に、アイドル活動よりも大学生活の方に魅力を感じたから。

ここらへんは価値観の違いとしか、言いようがありません。

普通は、スポットライトを浴びて華やかな世界を経験すると、なかなかその快感が忘れられなくなるものですが、
そういうのに流されない感じも、はーちんには確かにあります。

もし、彼女がスキルメンだったら、やりがいという面でまた違っていたんでしょうね。
スキルが足りないと叩かれる子のつらさは、他の子には想像できないものです。
周りのメンバーは優しく接していても、疎外感は感じてしまうでしょうしね。

はーちんは飄々としているので、本音の部分はわかりませんが、
モーニング娘。でいることの重圧は、少なからずあったはずです。

それも卒業を決意した一端であったとするならば、

こういう決断に至るのも「しょうがない」こととしか、言いようがありません。


●同期の気持ち

おそらく他のメンバーも、はーちんの卒業話をかなり前(1年前?)から

聞いていると思いますので、ブログでの受け止め方も割とあっさりした感じはあります。

但し、同期(12期)だけは別。

とくにちぇる(野中美希)は、はーちんと似た境遇にあったこともあり、
ブログを書きながらも涙が溢れてくる状態でした。

ちぇるの気持ちを想うと胸が痛みます…

特に12期は今まで順風満帆というわけにはいかなかったから、
なんとなく毎日を共にして、一緒につらい思いも経験して、なんとなく年上のはーちんに
依存していた関係はあったと思います。

3人の心の中にポッカリ穴が開く感じ。そんな喪失感は否めないでしょう。


●はーちんのような脇役は必要だった

春ツアーの感想でも述べたけど、歌も上手になってきたし、MCやトークでも
独特なキャラで関西風に周りを穏やかな空気にする雰囲気を持っていたはーちん。

メンバー内の潤滑油として、彼女が果たす役割はたくさんあったと思いますが、
それを彼女が望んでいたかどうかなんて、知りようがありません。
もともと、周りに気を遣うタイプではないもんね。

一時期の「ハロステ」で、あかねちんとはーちんのダンスレッスン映像が
流れていたと思いますが、そういったパフォーマンス部分の補助だけでなく、
たぐっち(田口夏実)の時にも書いたけれど、
アイドルとしてのセルフプロデュースを手助けすることも、周りの大人達の役目だと
思うんですよ。
はーちんの特性を見抜いて、彼女の個性に合った経験をさせるのを企画にするとか。

10代の女の子がセルフプロデュースを完全にこなすことなんて、難しすぎる。
嗣永桃子、道重さゆみをしても何年かかったか。

そういう意味では、つんくのような周りの意見やトレンドを総合して考えることのできる
プロデューサーがいないのも影響しているかもしれません。


今回の娘。の春ツアー。とても充実した内容になっていますので、
はーちんもメンバーも最後まで走り抜けて欲しいと思います。

 

今、はーちんに贈る曲があるとすれば、この曲を選びます。