♪さーさーのーはーさーらさらー
のーきーばーにーゆーれーるー
おーほしさーまーきーらきらー
きーんーぎーんーすーなーごー♪

というわけで、七夕でした。
七夕はしちせきとも読み、全国的には7月7日の夜に行われ、
そこから七(7の)夕(夜)という字になりました。
棚機(たなばた)という日本の行事(着物を棚に供えて、秋の豊作を祈る)
②おりひめとひこぼしの伝説
乞巧奠(きこうでん)という中国の行事(はた織りや裁縫の上達を祈る)
この3つが合わさって、現在の七夕になったと言われています。

今回、児童会館でも七夕の行事を行いました。
内容はこんな感じ。↓


○ みんなで歌「たなばたさま」を歌う
○ たなばたクイズ(高得点者には金銀の短冊)
○ たなばたの本の読み聞かせ
○ PCを使っておりひめ、ひこぼし、夏の大三角などの紹介
○ 七夕飾りをつくろう
○ 短冊に願い事をかこう☆

1時間30分でぴったりな感じでした。

「たなばたさま」  権藤はなよ/林柳波作詞・下総皖一作曲
♪ささの葉さらさら のきばにゆれる
お星さまきらきら 金銀砂子(すなご)
五色(ごしき)のたんざく 私が書いた
お星さまきらきら 空から見てる

○砂子=金銀の箔を細かい粉にしたもの。蒔絵(まきえ)の装飾などに用いるらしい。
おそらくお星様がきらきらしてる様子が金銀の砂子のように
見えるということでしょう。
○五色=緑、赤、黄、白、黒の五色
中国の五行説(木・火・土・金・水の五つの要素によって自然現象や社会現象が変化するという説。)から

たなばたのお話(おりひめとひこぼしの伝説)

中国のお話です。天帝(天の神様)の娘であるおりひめは、
天界の着物を織ることで有名でした。でも、はた織りばかりで、
髪を結う暇も化粧をするゆとりもありません。
天帝はお婿さんを探すことに。
天の川のほとりにいたよく働く牛飼いの青年ひこぼしを見つけます。
二人を合わせるとたちまちお互いに惹かれ、結婚することに。
一緒に暮らし始めると二人は仕事をまったくせず、
遊んでばかりでした。天帝がなんども言い聞かせますが、
二人は「明日からやります」と言ってはずーっとやりません。
天界の着物はみんなぼろぼろに、うしたちはやせこけて病気に。
天帝は二人を天の川の東と西に引き離しました。
二人は毎日うつむいて、相手のことばかりを考え、
仕事に手がつかず、状況は悪くなる一方。
天帝はおりひめが毎日泣いているのを見て
「毎日仕事を頑張るなら、1年に1度だけ会うのを認めよう」
二人は会えるその日のために一生懸命働きました。
こうしておりひめとひこぼしは7月7日に会うことができるのです。
雨が降って天の川の水かさが増し、船を渡せない時には
かささぎという鳥がたくさんやってきて、橋をつくり、
二人を合わせてくれます。
ロマンチックな話だね。

たなばたの話には天女みたいなやつとかいろいろあるみたいですが、
こんな感じの話が個人的に一番納得行くストーリーです。

ちなみに北海道で七夕は8月7日ですよね。
これは旧暦から新暦に変わるときに、そのまま7月7日にする地方と、
旧暦の7月7日に近い新暦の8月7日した地域とがあるみたいです。
北海道でも道南、根室とかでは7月7日のところもあるし、
全国的にも8月7日の地域もあるようです。
まあ札幌は8月7日ですね。

おりひめはこと座のベガ、ひこぼしはわし座のアルタイル、
そしてはくちょう座のデネブを結ぶと夏の大三角になります。
今時期は東の空に見えますよー☆夜空のダイヤモンド、ステキです。
ちなみにベガは太陽の直径の3倍くらいの大きさのようです。

願いごとは芸事に関する願いごとをかくとよく叶うそうで、
「お金がほしい」とかそういうのじゃなく、「字がうまくなりたい」とか
そういう上達するものなどの願いの方がいいそうです。

「朝起きる能力がつきますように」←これはだめか??


歌は「懐かしい童謡・唱歌・わらべ歌・寮歌・民謡・歌謡」というサイトを参考に
その他は「京都地主神社の七夕特集」をはじめとしたいろいろなサイト、
あとは天文指導員の研修などからです。