実際に2024年、私が出産した際に感じたことは「会社の制度が整っていない」ということです。
2021年、ユニセフが発表した報告書によると、先進国の【育休・保育政策等を評価したランキング】で、日本は育児休業制度が1位と評価されているようです。その理由として「父親に認められている育児休業の期間が最も長い」ことが挙げられます。
ただ、こうした制度の中でも取得率で見ると 日本の父親の育児休業取得率は17%・・・
世界でも男性の育児休業取得率が高く、その取得率は90%のスウェーデンとは大きな差があります。
実際に私が妊娠した際に夫は育休を取得したのですが、国の制度が、「会社」というコミュニティーに浸透していない。
その理由として、考えられるのが、国の制度の力よりも会社の制度・方針の方が強くなってしまっていることではないかと感じます。
少しずつ、大手企業の中でも父親の育休取得制度が浸透してきているものの、当たり前・常識的に取れるものではない。
そもそも制度自体が浸透しておらず2022年10月1日から新しくなった、育休制度の変更はそもそも認知が少ない。
育休が取りずらい理由として
・会社の制度が整っていない
・給料の減少
実際に経験したこととして、昇給するには1年間のうちの一ヶ月以上休みを取っては行けない。昇給の機会はこれを逃すと今後5年後となってしまうという謎の制度でした。
出産でお金がいつもよりもかかってくるのに対して昇給の機会はこの年をのがすとしばらくない・・・って正直意味がわかりません。さらに、2022年に新しくなった制度に会社が対応しておらず申請経路や申請方法などがそもそも確立されていない状況などもありました。
国からの手当も給料に対して、約67%。また手元に来るタイミングも数ヶ月先という申請からの期間が長いことも、なかなかネックになってしまう人もいるのではないでしょうか。
取れるだけでラッキーという考えもあると思うのですが、子育てはママ・パパ・ジェンダーレスにやっていきたいという思いがある中で、家庭内での考え方の前に、制度や会社・企業の理解という壁が大きい気がします。
同じだけの愛を届けたくても、そういった壁でどうも難しくなってしまうこともありそうです。
当たり前に産休・育休が取れる世の中になって欲しいと思います!