プラスチックボール | 西ナンバ卓球センターブログ

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店長小寺のブログです。
毎週更新するつもりです!

そういえば


来年のロンドンオリンピックが終わってから



ピン球が



プラスチック製



になるのはご存じですか?






今はセルロイドというものを使っていて




セルロイドは焼却処理をする際にダイオキシンなどの


毒性のある物質を発生させるということで



良くないからプラスチックに変えよう




という流れだそうです。





まー環境に悪いんですね。










しかしながら



セルロイドというものはプラスチックの一種であり



プラスチックとは可塑性のある合成樹脂という意味なので



プラスチックに変えたって毒性のある物質を発生させる可能性は



十分にあるわけですね。






ダイオキシンに注目するなら



プラスチックの代表格の塩化ビニルなんかは



ダイオキシンを出しまくります。






逆にポリエチレンやポリプロピレン、PET樹脂などは



ダイオキシンを発生しないとされています。




でも毒性のある物質はダイオキシンだけではありませんね~







セルロイドだって硝酸セルロイドと酢酸セルロイドなど種類があって




硝酸セルロイドは燃えるけど、酢酸セルロイドは不可燃性です。







ピン球は燃えるのでおそらく硝酸セルロイドでしょう叫び






硝酸セルロイドは燃焼時にダイオキシンを発生させます。






しかし、硝酸セルロイドはニトロセルロースと樟脳を混ぜて作る自然素材なので



自然界に分解していきます。





土に還るんですね~







しかしプラスチックは何年たっても分解せず



ゴミは溜まる一方なんです。





いいんだか悪いんだかよくわかりませんねー





まぁプラスチックと一口に言っても


色んな種類があるので



ピン球に使われるプラスチックが何になるかはお楽しみです。










38ミリから40ミリに変わるときも



本当にいろいろあったそうです。






なぜ40ミリに変わったかご存じですか?






ボールが大きくなることで空気抵抗が増えて、速度がゆっくりになってラリーが続くからです。








と皆さん思うでしょう。








しかし!






ボールが大きくなっても球の進む速度は実は変わらないのですあせる






大きくなって空気抵抗は増えるけど



質量が増えることで加速度も増えるので



それらは相殺されて



スピードは結局変わらないんです。






だから



38ミリの時は球が速かった




なんてことは実際にはないんです。








でも大きくなって見やすくなりましたね。



遅く感じるのかもしれません。








速度は変わりませんが



他の色んな影響により



兎にも角にも平均ラリー回数は増えました。





それは球の影響もあるかもしれませんが



用具の性能が良くなったことや



選手の技術が時代と共に進歩したことなど



さまざまな要因が挙げられます。




だから球が大きくなったからというだけで


ラリーが続くようになったわけではないんですね~





理論は現象の一部しか証明出来ないようです。











先日このようなお話を



スポーツ医科学委員会副委員長の辻裕先生からお聞きしたのですが




ルール改正には色んな裏話があって




こんどのプラスチックへの改正も



どんな裏話が飛び出すのか




楽しみですね~にひひ











こでら





辻先生が掲載しているページのURLを乗せますので

良かったらご覧ください♪

http://www.jsme-fed.org/newsletters/2002_11/2-4.html