恒常性という言葉をご存じでしょうか。
ホメオスタシス機構とか言ったりもします。
これは一言でいうと
「元に戻ろうとする力」
です。
人間にはセルフイメージというものがあって
このセルフイメージってのは
「俺(あたい)はこのくらい(こんな感じ)」
っていうような
自分が思う自分らしさ
のことです。
だからそのセルフイメージを逸脱するような状況にあるときは
元に戻ろうとするんです。
たとえば
貧乏な人が一発逆転で
宝くじが当たってお金持ちになったのに
数年後には借金生活をしてる人の話とか
聞いたことありませんか?
自分のセルフイメージをはるかに超えた生活が手に入ったのに
恒常性が働いて
元に戻ろうとしちゃうんですね~![]()
その人にとっては
その貧乏生活が自分らしくて
心地よいんです。
だから
たとえば
悩みとかが解決したときも
次の悩みを人は探してしまうそうです。
これは心理学的な恒常性です。
せやけど悩みの場合は
人間多すぎても少なすぎてもいけないらしく
一定の悩みを持ってるくらいが
精神的に安定するそうです。
だから一気に悩みが解決した時は
自然と次の悩みが現れたり、探してしまうのは
別に悪いことじゃないそうなんです。
こんな恒常性ですが
スポーツの世界でもよくあります。
万年2位
とか
万年ベスト8とか
よく言ったりしますねー。
これはまさに恒常性です![]()
選手も監督も
自分のチームの「このくらい」
ってのが
セルフイメージとして潜在的にあるんですね。
だから、実力があがっても
なかなか成績があがらないんです。
いつもベスト8止まりの人は
準々決勝で
いざっていうときに
恒常性が働いて
ミス
してしまうことが多いそうな。
その人にとってはベスト8の自分が
一番自分らしくて
心地よいのです。
だから、試合での成績を平均的に上げるためには
セルフイメージを拡大するのがいいんですね。
「俺はベスト8くらい」
っていうのを
「俺はいっつも優勝や」
みたいな感じに思い込みまくらなあかんのですね。
潜在的なセルフイメージを
いかにして変えていくか。
逆に実力が伴ってなくても
セルフイメージが大きければ
勝てちゃったりするんですね。
でもセルフイメージを拡大するのはいいけれど
ほんまに偉そうにしとったら
ダメっすね=( ´艸`)プププ
こでら