第20回記念公演 「伊那能」
~文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業~
平成13年にユネスコの「人類の口承及び無形遺産の傑作」として宣言され
「世界無形文化遺産」となった伝統芸能 能楽 を深く知りたくて
代表的演目「羽衣」「土蜘蛛」&狂言「附子(ぶす)」を見に行ってきました。
笑えて、派手で、面白くて・・・今も余韻に浸りながら、まず 狂言 についてお話します。
能と狂言は室町時代に猿楽から発展したもので、武士に好まれたものが”能”になり、
滑稽な部分が「狂言」となり、能と能の幕間に演じられました。(今は独立上演もある)
事前の「鑑賞講座」にて、掛け軸の破れる音、天目茶碗の割れる音をどんな言葉で表現するのか注目!
と言われ聞いていたらこんなセリフでした。
1. 掛け軸の破れる音 ・・・・「さらりさらり、パッタリ」
2. 天目茶碗の割れる音 ・・・・「がらり、ち~~ん」
真顔でこんなセリフをいわれると 大笑いです!![]()
~あらすじ~
登場人物は、主人と奉公人2人(太郎冠者(たろうかじゃ)&次郎冠者(じろうかじゃ))。
ある日、主人は2人に留守番を言いつけます。
そして、”これは附子(ぶす)という猛毒だから決して近寄らないようにと言いおいて
外出するのですが、実は容器の中身は猛毒ではなく「おいしく高価な砂糖」。
奉公人達は、好奇心にかられてその猛毒をなめてみると
おいしくておいしくて止められず、とうとう容器は空っぽになってしまいます。
主人に叱られるのを恐れた”太郎冠者”が良いことを考えつくのです。
主人が大切にしている”掛け軸”を破り、 更には大変高価な”天目茶碗”をも割ってしまいます。
用事を済ませて店に戻った主人に対し、”太郎冠者”&”次郎冠者”は、
泣きながらこう言います。
「留守番を仰せつかったのに眠くて眠くて仕方がなかったので、二人で相撲をとっていたら、
うっかり大切な掛け軸を破ってしまいました。 また反動で大切な天目茶碗も割ってしまいました。
申し訳なくて死んでお詫びをしようと ”附子(ぶす)”を1口舐めても死ねませぬ。
2口舐めても死ねませぬ。 3口舐めても・・・・・」
脚本も演技も大真面目にやるからこそ、面白くて、
観客は声をだして大笑いしました。o(^▽^)o