
「通販生活」の年間購読の申し込みでもらえるというので、早速申し込んで
もらったDVD「みえない雲」。
チェルノブイリでの原発事故の翌年に発表された小説を基に、
2006年に映画化されたドイツ映画です。
原発という重い題材ということもあって、ドキュメンタリータッチの内容を
勝手にイメージしていたのですが、高校生のカップルが主人公ということもあり、
まるで青春群像劇のような軽いノリで始まり、ちょと拍子抜けするくらいでした。
そういう意味では、多くの人が抵抗なく観れる演出になっています。
それでも、原発事故がもたらす悲劇、人体への影響のみならず、
人間関係までも壊れて行く様がうまく描かれていました。
放射能による人体への直接的な影響はもちろん、我先にと避難する人たちの
異常な集団心理や、二次的に発生する事故など...、リアリティを感じる内容です。
小学生には少し刺激が強すぎるかも知れませんが、
多くの人に観てもらった方がいいと思える内容でした。
いつの間にか、3.11が喉元過ぎたかのような感じにされていることもあるので、
こういう映画がある意義は大きいですね。

このDVDが付いて、1年間(3冊)540円はかなりお得ですよね。
「通販生活」に拍手したいです。
のせ猫「シロ」の表紙もカワイイです。