政府が「エネルギー・環境に関する選択肢」に対するパブリックコメントを
募集しています。7月31日が締め切りです。※→ 8月12日に延長されました。
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7月に入り、残念ながら政府は、多くの国民の反対を無視する形で
大飯原発3号機を再稼働させてしまいました。
当初は電力不足を理由に、その後、電力が足りていることを指摘をされると、
今度は、外敵から日本を守る「安全保障に資する」という表現で、
原子力基本法の内容をもあっさりと変更してしまう始末です。
そして、大飯原発3号機(発電量→118万キロワット)を稼働したことで、
8基の火力発電(発電量→384万キロワット)をやめる話が出てきたことは
明らかに電力は足りていることを裏付けていて、
単純に、より利益が出る体制に戻したいだけということが明白です。
それで利益が出るなら電気料金を値上げする必要もないわけですし、
フクシマの事故の補償について言うなら、
東電を破綻処理すれば賠償金額に相当する原資が生まれるわけですから、
電気料金を値上げして国民に負担を強いる政府のやり方には到底納得できません。
このままだと、原発によって得る莫大な利益は電力会社の懐に入り
ひとたび事故が起きると国民にその負担を追わせるという理不尽な状況が続くことになります。
それ以前に、収束していないフクシマをはじめ、
常に危険と隣り合わせの生活を続けなくてはなりませんし、
あと6年で国内の燃料プールはいっぱいになってしまうと言われている中、
これ以上、処理できない放射性廃棄物を出し続けることができるはずがありません。
是非、このチャンスにしっかりと国民の意見を政府に届けましょう!