
今日は、ムサビの通信教育過程の卒業制作展を見に行ってきました。
とてもいい天気でしたが、平日ということもあり人は少なかったですね。

今回の展示の中で最も惹かれた作品です。
工芸工業デザイン学科の中の生活環境デザインで、
金工を専攻している学生の作品なのですが、
この蝶をはじめ、動物や昆虫などの生き物を金属の板で作っています。
型紙から起こし、その形に金属の板を切り抜き、
バーナーで熱しつつ折ったり曲げたりしながら造形している作品です。
こういった手法そのものについて言えば、全く新しいわけではないのですが、
非常に緻密で、その手法に見合った技術も、その造形力も素晴らしいです。
サイズがサイズだけに繊細な部分が多く、形によっては曲げる位置とその手順を
熟慮した上で進めないと難しい作品で、そういったことも含めて完成度が高いです。
また、これだけのボリュームの作品を作り上げたことにも感動しました。
見事な作品です。








「サバオ」は、銅像になっても多くの人から愛されているようで嬉しいですね。
カエル風(?)のニット帽が妙に似合っていて面白いです。