「考えない」デザイン | hozys blog

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私hozys(管理人)の独り言のようなことを綴っています。
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日々のいろんなことを気軽にアップしています。

深澤直人さんによるワークショップの作品展「without thought vol.11」を見てきました。
「without thought」とは、深澤さんご本人曰く
「何も考えてない状態、意識していない状態が一番うまくいっている」という考え方で、
そんな、「考えない」ことをテーマにしたデザインを企業の若手デザイナーと一緒に考え、
年1回、その作品展が開催されています。
初回の深澤さんの作品で、無印から製品化となった換気扇型のCDプレーヤーといえば
おわかりの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そして、今年で早くも11回目となるんですね。

「無意識」を「可視化」する...、深澤さんらしいワークショップですが、
今回のテーマは「container」、つまり「容器」です。
人は普段、「容器」というものをどう感じているのか、また感じていないのか、
参加したデザイナーの様々な思いが可視化されていて面白かったです。
何というか、売れるため(利益をあげるため)のデザインとか、
最新技術を鼓舞するためのデザインとは異なり、
「あーそうそう」とか「ふむふむ」とか、妙に共感できて、
ちょっと頬が緩む気持ちにさせるところがとてもいいですね。

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↑DM(や作品集の表紙)に使われていた御田政義氏の「ガムをいれる碁笥(ゴケ)」。
粒ガムが主流となっている最近ならではの作品ですね。
思わず、ジャラジャラと無駄に手を入れたくなります。
画像を掲載できないのが残念ですが、他にも多くの面白い作品がありました。
次回はどういうテーマになるのか、また来年が楽しみです。