テト休み旅〜コンダオ島Vo thi Sau編〜 | ハノイ暮らしのヨーロッパ贔屓旅行記〜時々アジア〜

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ドイツの田舎暮らしを経て、ベトナムの首都ハノイへ生活拠点が変わりました。
それでも年に3.4回の長期休暇を利用しては大好きなヨーロッパへ出掛けます✈︎
主に自分の備忘録、これから旅する人のためになれば…と旅行記を綴っています。

空港に着き、街まで向かうタクシーのハンドル前に女の子の写真が立てられていました。




ドライバーさんの娘さんかな?と思っていたのですが、街に行くと博物館や所々でその女の子の写真や像?を見掛ける事があり、誰なんだろう??と気になっていました。

調べてみると…

その女の子は、1952年1月23日にフランス植民地軍によって死刑執行を受けた、ベトナム南部の女性英雄ボーティサウ(Võ Thị Sáu)さんと言う事が分かりました。
ベトナムでは知らない人がいないと言うほど有名な方の様です。

フランス統治下の時代に、革命家だった兄の影響で12歳から自身も革命運動に関わり、15歳の時に手榴弾を使ってフランス将校とフランス兵を死傷させたことにより罪に問われます。それから18歳までの3年間に渡って監禁され取り調べを受けた後、コンダオ島に送られ、処刑されました。彼女は常に朗らか で、かつ命を奪われるその瞬間まで毅然な態度を取っていたという人物です。

特に彼女を有名に至らしめたのが、処刑の際に「(地面に)跪け」と言ったフランス兵に対して言い放った「私は立つことしか知らない、跪くことなど知らない。」
と言う言葉です。


そして、コンダオ島にはVõ Thị Sáu さんのお墓があるのですが、そのお墓で深夜0時頃にお祈りすると願い事が叶うと言われているそうです。

深夜になるとお参りに来る人が沢山いらっしゃるようです。
私達も深夜0時にお墓参りへ行こうか⁈と、昼間は話していたのですが、実際夜になると、昼間の刑務所見学もあってか怖くなり、結局行かずに終わりました😅