こんばんは。
あの「捏造問題」という不祥事により、関西テレビ放送が大きな決断を下したそうです。
『FNS(フジテレビ系列)の準キー局・関西テレビ放送(本社:大阪市、略称:KTV)は5日、捏造(ねつぞう)が発覚した情報番組「発掘!あるある大事典II」を放送していた日曜夜9時台の全国放送枠の番組制作をやめ、キー局・フジテレビジョンの系列各局でつくるFNS(フジネットワークシステム)に返上することを明らかにした。
今後の番組制作については系列各社で協議中という。
この時間帯は長年、KTV(関西テレビ)が全国ネットで放送する看板枠として定着し、広告収入の大きな柱になっていた。全国放送の番組が少ない同社にとって大きな痛手で、業績に与える影響を覚悟しての決断となった。
KTVがこの枠で制作した全国ネット番組は、昭和54年~平成2年の「花王名人劇場」や、「あるある」などがあり、27年間にわたり花王が単独スポンサーだった。
全国ネット番組はローカル番組より格段にCM料金が高く、広告業界の関係者は「『あるある』のCM売り上げは年間30億円程度にも及ぶ」と話している。
KTV(関西テレビ)の広報部は「視聴者の信頼を裏切り、関係者に多大な迷惑をかける事態に及んだことを深く反省し、1つのけじめとして日曜午後9時枠を返上することにした」とコメントした。』(『サンケイスポーツ』より、一部修正あり)
今回の一件は、FNS各局だけとは言えず、全ての放送業界に関しても、多くの波紋を呼んでおり、かなり長期化になる事は避けられないと思う。
27年間にわたった日曜夜9時枠の製作権を手放す事は、苦渋の選択になったと感じます。
なお、4月以降の日曜夜9時枠は「讀賣新聞」によりますと、キー局であるフジテレビジョンが担当すると報じているという。
関西テレビ放送の動向、今後も気になります。