美術評論家の樋口ヒロユキさんが、怒っています。
作家の嶽本野ばら君が、ツイッター文学賞の投票に関して、
「賞をとりたいから、みんな投票して!」
と煽ったことについて、
「情けない!」
と一喝しているのです。
http://d.hatena.ne.jp/higuchi1967/20110126/1296010024
さあ、みなさんはどうお考えでしょうか?
ツイッター文学賞をはじめた人がどうとらえるか、が僕の興味です。
なんであれ、賞を取りたいがゆえになりふりかまわぬ姿をさらけ出すのは、
なんだか太宰治をみるようで、面白く、
しかも、対象作が不在のままで投票を煽ることで、パロディにもなっている、
と僕は思っています。
悪ふざけ、というか、いいように言えば「トリックスター」みたいなもの。
ただ、向ける標的が「ツイッター文学賞」なのが、どうなのか、というショボさが
ダメなのか、ダメゆえに面白いのか、が評価のわかれるところ。
ツイッター文学賞を創設したひとが、この一連の騒動で傷ついているのなら、
それはちょっと、どうかと思うんですが。
と、いうことをあえて書くのは、僕なら傷つかない、と考えているから。
むしろ、面白がるでしょうね。