今週意外な場所にフレンチベーカリー&カフェが存在することを知って、シカゴへ出掛けた折にさっそく行ってみました。
前にも書きましたが、ここ数年シカゴにベーカリー・カフェが一軒また一軒と、新規オープンしています。
平日の午後だったので、店の近くに路上駐車できるスペースがあるのかどうか定かではありませんでしたが...木陰の多い停めやすい道路でした。この辺りは地下鉄の駅が近く、車を持つ必要がない、歩行者と自転車の人たちに快適なエリアなんだとか。それで(他と比べて)比較的空いていたのかもしれません。しかも無料
お店に入ると長いショーケースにクロワッサンやデニッシュ、焼き菓子が並んでいます。どれもおいしそうで、これは意外と期待できるかもとにんまりアメリカで”フレンチ”と名が付くとちょっと都会的なイメージを抱きますし、実際モダンなインテリアが多いのですが、ここは全然違って(笑)もっとアットホームな雰囲気。
背後には客席が並んでいて、セルフサービスのカフェになっています。これは長居するのにぴったり。
La Boulangerie Chicago
クロワッサンとチョコレートクロワッサンを買って袋に入れてもらい、カプチーノを”For Here”で注文しました。心もち温度が高かったのですが、飲み終わって底にフォームがしっかり残っていてうれしい
と、せっかくくつろいでいたら...一つ開けて隣に(横並びではなく)こちら向きに座った女性。わざわざスピーカーフォンにして、電話相手の男性の声が丸聞こえ。
「マナーモード」なんていうものは存在しません
一旦切って、また同じ男性から掛かってきてを繰り返すこと3回。イライラはしませんでしたが、気になったのが「一体何語をしゃべっているのか」ということ。
シカゴのフレンチカフェでフランス語を耳にしたことはありませんが...昔暮らしたニューヨークの街には、店主・店員さんがフランス系というベーカリーが2軒くらいあったと記憶しています。
シカゴではミュージックボックスシアターで、仏映画が上映される時に客席から話し声が聞こえてくるくらい
話を戻して...カフェのあるRavenswoodエリアは元々ポーランド系が住みついたそうで、ポーランド語かもしくはヘブライ語...ロシア語ではなかったと思います。カプチーノを渡してくれた男性スタッフの黒髪と顔立ちからして、案外アルメニア語とかなぜ気になったかというと、件の隣の女性が飲み終わったカップを返すのに声を掛けたら、店員さんが同じ言語で返答していたから。コミュニティの歴史にちょっと興味が沸いたというわけです。
持ち帰ったクロワッサンは、簡単なサンドイッチを作ってその日の晩ご飯に。
切り目を入れて両面に自家製ペストソースを塗り、サラミ、フレッシュモッツァレラチーズ、ミニトマト、ミックスサラダ、瓶詰のアーティチョークを挟んで...Caprece Croissant Sandwich
極上とは言いませんが、明らかにその日に焼いた、ちゃんと層になったクロワッサンでした
サンドイッチの後、デザート感覚でチョコクロワッサンも半分食べましたが、チョコレートが適量で、これも期待以上でした。ちなみに”おいしい予感”がする時以外は、ガッカリしないよう、期待値は低めに設定しています