約2年前に移って来てから「生まれも育ちもシカゴ郊外」という住人たちに囲まれて暮らしています。


当然家族や親戚、友人の数も多く、ホリデーシーズンには、家の前に夥しい数の車が停まっていたり、レストランで同世代の人たち(同級生?)が集ってクリスマスプレゼントを交換していたりハートのバルーンバースデーケーキレストランやバーは、顔見知りに会える決まった店へ行き、必然的にコミュニティ内が一番快適ということになるのでしょうねー

 


シカゴからほぼ毎週末を過ごしに通ったウィスコンシン州は、かなり田舎だったこともあって(私が見聞きした範囲では)ずっと同じ地域に留まっている人たちもよりも、一旦他州や州内の大きな都市へ出て、後にまた故郷へ戻って来るというパターンが少なくない印象でした。

 

 

 

10代に何度か転居し、アメリカへ渡って思いもかけず長逗留となっている私は(笑)見聞を広める機会には十二分に恵まれている反面、洋の東西を問わず、土着の人々に対して「そういう人生もいいなあ」という気持ちを抱いています。

 

そんな中、異国の地で”帰って来た”という温かく幸せな気持ちになるのは、数年、数十年来の気心知れた人たちがいる場所。

 

 

イリノイ州を出て、酪農の州ウィスコンシンを北へ向かうドライブは、道中の景色も南へ向かうのと趣きが異なり、高い空と、果てしなく続く(ように思える)真っ直ぐ伸びた道。

 

 

 

ミシガン湖沿いの、港町に到着です。

 

Port Washington, WI

 

 

ディナーに出掛ける前に、高台に車を停めて眺めた湖畔の風景。北の大地は日が暮れるとぐっと気温が下がるので、外に長く居たらたちまち風邪を引きそう。

 

 

 

 

 

澄んだ空気と夕景色の淡い色合いに、心が和みます。

 

 

 

これは、ウィスコンシン州でよく見かける光景で...追い越し車線(左側)をブロックして譲ろうとしない車を、

 

 

スピードの速い後続車が右車線から抜くこともできず。シカゴなら煽り運転、整然としたドイツのアウトバーンならパッシングの嵐が起きるのでしょうけれど...ウィスコンシンスタイルというか、めったやたらにクラクションを鳴らしたりパッシングしたりしない。「根比べみたい」といつも思いますキョロキョロ

 

 

そうこうしているうちに30分程北にある街の、馴染みのレストランへ到着。

 

 

扉をくぐるや否や華やいだ空気に包まれ、"Hi, How are you?"、"Welcome back!"と柔らかな複数の笑顔に迎えられました。

 

Trattoria Stefano

 

前菜からデザートまでしっかりお腹に納めれるよう、ここへ来る日はお昼をごく軽くしておきますウインク

 

 

夫とメニューを覗き込んでワインを選んでいたら...通りがかったベテランサーバーさんが勧めてくれたのがこちら。

 

 

我が家がGattinaraワインが好きなのを憶えていて、同じネビオーロ種の柔らかく、バランスの良いワインラブラブ

 

この日の担当は、新顔の若い女性サーバーさんでした。イタリアワインは目下勉強中で「アメリカワイン(例えば、カベルネ・ソーヴィニヨン)と同じ味のを」とお客さんに言われるのが一番困るそう(この店のワインはすべてイタリア産)笑

 

 

前菜:アルグラとパンの下に隠れているのは、プロシュートで巻いた焼きモッツァレラチーズとスパイスの利いたトマトソースラブラブ

 

Mozzarella al Forno

 

この日のスペシャルのチキンのパスタグリーンハーツ

 

 

夫が「お弁当の鶏そぼろの味に似ている」と...言いたいことは、何となく分かりますが笑

 

 

 

ポークチョップラブラブ

 

 

こちらもシェア用に取り皿を置いていってくれましたが、私はバターがたくさん入った料理が苦手で、リゾットはパス。ポークは極上でしたビックリマーク

 

 

普段、おいしいカンノーロに出会うことは稀ですが、

 


サクサクしたカンノーロと、チョコレート&チェリーのジェラートで、大満足でしたラブラブグリーンハーツ

 

 

翌朝はミシガン湖沿いをドライブして、先ほどの港町の、これも懐かしいバーへ行きましたキラキラ