先週末の夜、シカゴのジャズクラブには、テナーサックスのHarry Allen氏とギターのAndy Brown氏のコンビが出演。

 

ハリー・アレン氏はニュージャージー州在住で、シカゴで演奏される時は聞き逃せないミュージシャンの一人。数年前にこのクラブで、ボーカリストのRebecca Kilgoreさんと共演されたのが、今も脳裏に蘇ります。できればもう一度聴きたい!

 

 

 

家で軽く腹ごしらえして。

 

 

 

シカゴ・プリンターズ・ロウへ。今は住宅街ですが、19世紀から20世紀の初頭までは、出版・印刷業界のビルが多くを占めていたとか。

 

夫の転職活動の一環で、私もNYCからシカゴに招いてもらって滞在したこのエリアでは数少ないホテルの建物は、今も大手ホテルチェーンが入って営業中。一人で後から到着したオヘア空港で待っていたのは...なんとストレッチリムジン!?びっくり後方の座席に座ると、運転手さんが離れすぎて何を言っているのか聞き取れない。絨毯の上を中腰で数歩前へ進んだところでコートの裾を踏んづけて、危うくこけそうになりました笑い泣きあの長い車体に乗り込んだのは、後にも先にもこの一回だけの貴重な経験で、もう少しエレガントに振舞えればよかったのですが笑

 

 

懐かしい思い出はさておき...

 

この老舗ジャズクラブも今年で創業77年。

 

 

ハリー・アレン氏以外は、地元シカゴのミュージシャン。

 

 

ガーシュウィンの"Someone to Watch Over Me"が鳥肌が立つほど素晴らしい拍手

 

"The Very Thought Of You"(邦題:君を想いて)もしっとりと情緒豊かに。

 

 

私の密かな贔屓は、トリオを率いるギターのアンディ・ブラウン氏。

 

 

いつもにこやかで控え目ながら、サックスに引けを取らないバツグンの安定感。Green Millという北の方のジャズクラブで、毎週ソロ演奏をされているそうなので、一度聴いてみたいです。

 

 

後半には、ゲスト演奏者のEric Shenider氏*が奏でるアルトサックスと、テンポの良い"P-Town"を含む数曲を競演。

 

 

*この方演奏前にバーカウンターで、オーナーにバーボンのボトルを手渡され...”Come on!"とにんまりしながら、オンザロックロックグラスを手に舞台袖へ(笑)。

 

 

前回聴いた時よりゆったりと、音が冴えわたっていましたウインク

 

お酒とジャズ...いつもながら素敵な夜になりました音譜