シカゴ郊外の小さな街(Lemont)にある、老舗アイリッシュ・タバーン。目立たない外観で、知る人ぞ知る名店といった趣きです。ひと昔前には、ルート66を旅する人たちが立ち寄る場所だったとか。
歴史が刻まれた店内
実は1カ月程前平日の夕方に訪れたら、そうじゃないかとは思っていましたが、常連らしいお客さんたちで一杯
出直して、週末のお昼前に来たら座れました
ドラフトビールの種類は少ないですが、こういう店でワインでもないので、ハワイのビールを。
”Kona Big Wave”という商品ですが、スーパーで瓶入りを売っています。
女性バーテンダーさんに「チップスは好きなのを取ってね」と言われました。
以前は口頭で注文したんですけど、システムが変わったみたいです。私の好きなSour Cream & Onionがない?と思ったら、手前の籠の中に入っていました
我が家の後に一組、二組と続いて、昼過ぎには12、3人くらい座れそうなカウンターが一杯になり、テーブル席も程なくして埋まりそうな感じでした。
アメリカ人が日曜日に飲むものは、ブラッディメアリー(とビールをチェイサーにする人も)。右隣のカップルも、左隣の4人連れも注文したのは同じもの。
ブラッディメアリー用の串とベーコン
最初に訪れた際にチリドッグをすっかり気に入って、2回目も同じものを。夫が絶賛するハンバーガーに、3回目にして初トライ。期待が高まります。
若い頃はどちらかと言うと魚の方が好きだった夫ですが、アメリカに暮らして年々肉好きに。ここで食べて初めて、ハンバーガーの味の決め手は牛脂だ、と気づいたそう(笑)。
であくまでもシンプルに、ケチャップ、マスタードはなしで、玉ねぎは生
私はとりあえず全部のせてもらって(笑)炒めた玉ねぎにしました。
他店の追随を許さない、丹念に作られた、ハンバーガーの原点のようなものと言えそう
「他の店のを食べる必要がない」ということではなくて、ただアメリカの国民食とも言えるハンバーガーとはこうしたものか、と目を見開かされるような肉そのもの+肉汁の滋味が浸み込んだパン。
ナイフで半分に切って、かぶりつきました。パテが分厚いですが、これでハーフサイズ。フルサイズだと、倍の1パウンド(約450グラム)
かなり肉肉しいのですが(笑)上質のひき肉で、後味がとてもいいこれは肉好きのお客さんにはたまらないだろうな、と納得。
一見の価値、ならぬ一食の価値ありのハンバーガーでした