温泉宿の部屋で明け方にお風呂に入って、7時半に昨晩と同じダイニングルームで朝ごはん。山間の宿ではないので、湯船に浸かっていると配送トラックの音とかします(笑)。
まず運ばれてきたのが、アメリカ暮らしにはとりわけうれしい湯豆腐。温泉のお湯でぐつぐつと煮ます。
鯛の干物とさつま揚げを七輪であぶって。
野菜ジュースやスムージーはあまり好きではないのですが、この人参のジュースはとても美味しかも少量で飲みやすい
サラダは、玉ねぎのドレッシングでさっぱりと
朝食も予約制なのは、各々指定された時間に合わせて釜でご飯を炊き上げるからだそう
普段まったく口にしない納豆(笑)ののったマグロの漬けや、山芋のとろろをかけたりして、ご飯が進みました。
正直夕食ほどのインパクトは無かったですが、十分満足しました
で、チェックアウトしてフロントに荷物を預け、いよいよ伊勢神宮内宮へ。
外宮から歩いたら1時間以上かかるそうで、歩いた方が御利益がありそうですが...この猛暑では到底無理。伊勢市駅前から、内宮行きの三重交通のバスに乗車し、おおよそ20分で到着。
鳥居をくぐる際には、一礼。宇治橋は「俗界と聖界の境にある橋」と言われているそうです。
この宇治橋からの眺めが素晴らしく、島路山を背景に、五十鈴川の清流と、木々の緑が目にも鮮やか。
手入れの行き届いた、見事な枝ぶりの松の木を、久しぶりに目にしました。ビロードみたいにつやつやしています。
日頃星条旗ばかり見慣れているので、高々と掲げられた日の丸を見て、あらためて「帰って来たんだな」と。
手水舎・御手洗場で心身を清めてから。
「みたらいば」かと思ったら「みたらしば」と仮名が振ってありました。調べたらどちらも正しくて「一般的には御手洗は『みたらし』と読むことが多い」そうです。
五十鈴川の守り神、瀧祭神(たきまつりのかみ)。
伊勢神宮専属のガイドさんに率いられたグループを、複数見かけます。すべて写真に収めたわけではありませんが、私は伊勢神宮の公式サイトの内宮のモデルコース「内宮60分コース」に沿ってお参りしました。
いよいよ、天照大御神をお祀りする正宮 皇太神宮へ。ここは撮影禁止です。
それにしても暑い(笑)。前を行くご夫婦の奥様が「蒸し風呂みたい」と呟いておられましたが...同感です。アメリカでは使うことのないハンカチを、握りしめていました。
鳥路川を渡って、別宮 風日祈宮(かざひのみのみや)へ。風雨を司る神をお祀りする別宮だそう。
前方に全身白に身を包んだ、女性ばかりのグループ。正体は不明ですがたぶん礼服で来られた参拝者だと思います。服装に制約はありませんが、御正宮の垣根の奥に入る「特別参拝」(初穂料が必要)には、女性ならワンピースやスーツが相応しいとのこと。
御厩(みうまや)の傍を通った時、ちょうど率いるグループにガイドさんが「今日はいないですけど、白馬がいるんです」と言っておられました。私実は白馬を見てその優美さに衝撃を受けた記憶があって、おそらく昔(10代の頃?)伊勢神宮を参拝したのだと思います。
無料の休憩所、参集殿で冷たいお水をもらって一息。スケジュールの都合でなかなかむずかしいのですが、次回はもう少し涼しい季節に訪れたいそうそう、小耳に挟んだ参拝客の話では「大晦日はものすごい人の波」らしいです。
参拝を終え、おかげ横丁へ。
お目当ては、赤福餅。関西に暮らしていると、お土産などで貰うこともあるあんころ餅ですが、何十年ぶりかで楽しみにしていました。抹茶シロップがかかった赤福氷にも心惹かれましたが...ここはやはり。
冷たいお茶が付いて250円。
帰りは伊勢市駅まで特急バスに乗れたので、あっという間。夏休みも終わって、名古屋までの特急列車も空いていました。
この後名古屋経由で、東京方面へ向かいました。