あまり土地勘のない新橋駅から歩くことしばし、おもわず通り過ぎてしまいそうな地下にお店はあります(というか、一度通り過ぎました)。
調理場との段差がなくて、地つながりのスタイルは何だか表参道の『プリズマ』さんを思い出すような。フルにお客さんが入っても4人掛けが4卓、くらいかな?
ドリンクはボトルではなくて、ペアリングでお願いしました。3杯で4500円。最初はシャンパンをお願いしました~
アミューズ キーワードはアヴォカド タピオカ 帆立貝、です。
タピオカ粉で出来たおせんべいみたいなものに、アボカドのペーストが乗っていて、粉状にしたホタテが振りかけられている、という何とも手の込んだもの。…でも凝りすぎなのか、正直帆立はよく分からず… なぜだか酸味が効いていました。
続きまして、冷たいかぼちゃのスープ う~ん、私にはちょっとしょっぱかったです。器はとってもかわいいんですけれどね
サモサみたいになっていて、中には穴子と空芯菜が。穴子は何かのチップ(聞き逃しました)で燻製にされているそうで、香ばしかったです 上にはレホール(西洋わさび)とほうれん草の新芽が乗っていました(香りだけで、辛くはなかったです)。
バターは2種類。オニオンソテー入りと、ヨーグルト入り
オニオン入りはコクがあって、ヨーグルト入りはバターだけよりもだいぶさっぱりしていて、全く趣が違った感じに!
4品目 横輪鮪 オクラ 青海苔
レモンで和えたオクラに、バルサミコ酢ともう一つ何か(聞き逃がしました)で和えた横輪鮪を、青海苔のソースでいただく一皿。
マリーゴールドとブラックフェンネルが添えられてきました。そうですねぇ…何だかとっても複雑な味で、美味しいことは美味しいのですが、ペアリングで出されたワインとはちょっと合わないような気が…(ワイン詳しくないくせにこんなこと言うのおこがましいんですけど)
2杯目はこちらの白ワイン。
まるでリンゴジュースみたいな香りで、防腐剤無添加、アルザス地方のものだそうです。酸味もしっかりあって、美味しかったです 色も美しい~
5皿目 こちらがお店のスペシャリテだそうです。キーワードはマッシュルームと半熟卵
生のまま、と、火を通したもの、2種類のマッシュルームに、3週間発酵させたというマッシュルームのソースをかけていただきます。このままではしょっぱいのですが…
下に半熟卵が隠れているので、これと混ぜていただけばちょうどよくなりました。…が、もうちょっとソースは熱々がいいんじゃないかな~…(卵に火が入りすぎちゃうからあえてぬるめ、なんですかね?)。
こちらは白ワインのソースでいただきます。このソース、美味しかったです
次がお肉料理なので赤ワインが出てきました
「ル・マルキ・ド・カロン・セギュール 2013」 ハート模様のラベルがかわゆい
7皿目のお肉料理は バルバリー鴨のロースト
この黄色いのはインカの目覚めというジャガイモと白トリュフで香りづけしたもの。これ、美味しかったです~
何とデザートが3種類もあります
1つめ ブルーベリー ヨーグルト レモンタイム
上の紙みたいなのは…何と焼いたヨーグルトだそう(ヨーグルトを焼く、ってあまり想像つかないんですけど) それをどけますと…
レモンタイムのアイスクリーム(これが香りがよくておいしかった!)とヨーグルトムースがかくれんぼ。ブルーベリーははちみつとラズベリービネガーでソテーしてあるのだそう。
エイブルスキーパーとはデンマークのパンケーキのことだそうで、それをタコ焼きに見立てたのですって。本当のエイブルスキーパーはテニスボール大なのだそう。で、でかっっ
北海道産ローズヒップのコンフィチュールをつけていただきました。味は…うん、丸いホットケーキにちょっと酸っぱいジャムをつけて食べた、という見た目通り(笑)
最後はほわほわのギモーブ、要するにマシュマロです。
エルダーフラワー味、という珍しいギモーブは、口に入れるとお花のいい香りが広がってとろけました。
お会計はランチコースにワインペアリングで一人当たり11000円程度。
うむむむ、ランチでこのお値段出すならもうちょっと満足度高いお店があるかもしれない…かなぁ、という気がします。
「また今度、夜に来てみよ!」とはちょっと思えなかったです。某口コミサイトではめちゃめちゃ高評価なので、期待しすぎてしまったかな…?
東京都港区新橋5-7-7 ロイジェント新橋地下1階
日曜定休