進路指導で苦労した一週間だった。
水曜日は室長不在の中、伊藤先生と新規顧客対応、教室管理・面談をやってのけた。
その延長でその日は、伊藤先生がさらに進路について話すため、あいつをごはんに連れ出してくれる日だった。
だけど私がわがままを言ったせいか、あいつは1時間足らずして教室に帰ってきてくれた。
もし寒空の下待っててくれていたなら。
罪悪感が募る。
伊藤先生からの報告メール。
”どうやら、県外には行く気ないそうです。
受験校リストをうまく活用できず、申し訳ございません。
家族との関係は悪くないようです。”
どうしても、あいつに謝りたかった。
おそらく、別の場所で待っていてくれたのかもしれない。
あの周辺は確かに複数駐車場がある。
了解しました。
との返事の他に、伊藤先生にあいつのLINEへ伝言を頼むことにした。
”P22の問3と指定しましたが、実際は問2です。
further,fartherの問題とa lot ofとa great deal ofの問題を復習しておいて下さい。
指示を間違えてしまい、申し訳ありません。”
おそらく伝わる。そう確信した。