「あのご相談なんですけど。」
「はい、いかがされましたか。」
「あの子の生活態度なのですが・・」
どうやら朝は11時まで寝ていて、14時頃まで家にいるらしい。
春は図書館に行くなど勉強をしていたが全然行ってないらしい。
「私が仕事から帰ってきても、まだいることがあるんです。
いくら行きなさいって言っても、何かにつけ言い訳して・・。」
図書館まで歩いて行く時間が無駄。
かといって家で勉強している様子は無い。
「そうですか。実は私たち講師も同じ認識を持っておりました。」
今のままでは志望校どころか大学受験、いや浪人生活を続けることすら
危うい状態だ。
密度の薄い勉強、宿題への取り組みの甘さ。
志望校を受験するのは、何も第一志望者だけではない。
それに現役生はこれから馬鹿みたいに力を伸ばして行く。
「そうですよね。偏差値が芳しくないにもかかわらず、こんな状況だから。
本人が一番危機感を持っていなくて。」