Thesedays 7 | Startin' over…
翻弄された講師はどれだけいるだろうか。
知っているだけで伊藤、藤原、数えればいくらでも上がってくる。
どれも私が信頼している講師ばかりだ。
どうして努力している、責任感のある講師ばかりこのような目に合うのだろうか。
一方で無責任、指導力が無い講師はいきあたりばったりで教室長にふられる
コマをいたずらに片付けて行くだけ。
給料泥棒も甚だしい。
自分で講習をとっていないから、契約にこぎつけるまでの苦労を知らないのだろう。
一生懸命な講師の数人は、カリキュラム作成でどんなに苦労しただろうか。


「じゃあ、土曜日の21時は?」
「いいですよ。」

日本史2コマ、古文が4コマ終えた後。
計7時間授業。
どんだけコマの無駄遣いなのだろう。
本当に合格させる気はあるのか、この会社は。


「ね、それ私にもやらせてよ。」
「だめ。」
「なんで。」
「これ見て。」
「何?」
「半年くらい前めっちゃ課金してた。」
「あら。魔法石何個もってるの?」
「7個。」
「普通はどれくらいなの?」
「うんとねー・・・・・・。」

それからそのゲーム、ポケモン、その他ゲームについてたくさん話してくれた。
一生懸命に話す姿がいじらしい。

「先生ゲームしないの?」
「うん、買ってもらえなかった。」
「そうなんだ。」
「だから大学の授業でゲームとかの話になると死んでたよ笑」
「へー。」
「教授にね、ニコ動のアカウントもってない奴終わってるって言われた。」
「どんな授業?」
「コンピューターの歴史について。すごいよね。ジョブスはさ、ウォズニャック引き入れて
その技術を商売にしちゃうんだもん。70年代にはさ、次はオタクが世界をつくるって予言してたんだって。」
「へー?なんでオタクが世界とるようになったの?」
「元々政府に対抗するための手段としてパーソナルコンピューターを持とうって動きがあったの。
60~70年代はベトナム戦争の反対運動があって、ロックも盛り上がってたよね。」
「ロックとかわかんない。」
「あれ?BUMP聴くんじゃなかった?」
数日前に知ったことだが。
「そこまでロックじゃない。」
「そう。」



時計を見るとまだ10分しか経っていない。
ぽんぽん会話が出てくる。
イライラする待ち時間。
生徒さんに悪影響を出している今日この頃。
感覚が麻痺してきたのか、講師としての根性が腐っているのかはわからないが
私は純粋に会話を楽しんでいた。
ただ純粋に、おもしろい奴だな。
そう思っていた。
その後はSTAP細胞報道について話した。
かの女性ユニットリーダーは、はめられたのではないか。
それが私たちの直感による共通認識であった。
他にも話したけど、あいつは唱われてること、叫ばれることをそのまま受け取ることはない。
ある意味ひねくれているのだが、それは鋭い洞察力に基づくもの。
決してSTAP細胞報道の見解のみから判断したわけではない。
だからこそ、大学に行ってほしい。
刺激的な人間である。