blur on a life | Startin' over…
一人で映画はつくれない。そのためにはリーダーシップが必要なんだろうと、
知識が少ない中坊なりに考えたりした。
今となってはリーダーシップといっても様々な形があるし、
いっしょに働くメンバーによっても最善の形は異なる。
未だ自分はベストを尽くせたとも思わないし、
これからもどうなるかわからない。

2001年9月11日、世界貿易センターに飛行機が突っ込んだ。
中2だった。
お風呂上がりで濡れた髪のまま、ただテレビを見ていた。

エンパイアーステートビルか世界貿易センタービル。
西海岸の海、砂漠そして大都会のニューヨークの青い空、そびえ立つ高いビル。
自分でフィルムに納めようとしていたものの一つが崩れ去った。
翌日の通学時、英語の初老の女性の先生に
「すごいことが起こりましたね。」
と会話したのを覚えている。

その後イラク戦争が起こり、次第に自分が思っていたアメリカが崩れ落ち、
何を追い求めてたのか分からなくなり、
どうでもよくなった。
中学を出て高校にも行ってない状態。
「無職、15歳か。」
自分の街のどんよりした灰色の空が誇りに思えない時期だった。

そのイラクに今の大学の恩師がジャーナリストとして行っていたのは
後から知ったこと。それ以上にその教授は、後に私が陥った状況について
報道し反響を読んだ人物だ。