言わずもがな、テスト期間中。
週末だという理由だけで、私たちは和馬の家で飲み会をして、その後このように、奴の家で交わった。
今朝も一発。
私は奴の恋人ではないから、女から来る電話に嫉妬する資格は無い。
ただ、わざわざ、誰かさんに電話したいがために、わざとらしく私に風呂に入るのを勧めたのが、不快だった。
ただ・・・私を必要としていると、嘘でもいいから思わせて欲しかった。
どんなふうに愛し合ったか、よく覚えていない。そもそも、愛し合うなんて表現は適切だったのだろうか。
そんな気持ちを振り払いたくて、今朝私は奴の上に馬乗りになった。
「今したら勉強できなくなるじゃねぇーか!」
呆れ口調にもかかわらず、Tシャツを着たまま奴は腰をふる。乱暴に。
だけど、それでよかった。よかった。だけど・・・
「一人の時くらい、女を感じずに過ごしたい。」
化粧水や洗顔を、しかもほんの小さなお泊り用サイズのもの。
奴はこれらを置いていかれることに、激しく嫌悪を示した。
こちらが、その申し出がずうずうしかったのでは、と感じるほど。
私はもっと早く気づくべきだった。
「お前さんってほんと俺を甘えさせてくれないよね。」
奴は最初から、私など必要としていなかった。
「俺は、あの言葉を信じていたよ。」