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大手不動産会社を一社だけやる気にさせるなら、方法は簡単です。その一社に専任媒介契約を与えればいいだけです。でも、すべての大手不動産会社(できれば他の中小不動産会社も)をやる気にさせるなら、方法は違います。


例えば、広告宣伝。
あなたがAという大手不動産会社に専任媒介契約を与えるとします。もしあなたがAに何も指示を出さなければ、あなたの不動産はAという大手不動産会社の関連サイトだけでしか広告されません。なぜなら、Aという大手不動産会社は他の大手不動産会社に対して広告掲載の許可を与えないからです。

理由は簡単です。せっかく他社と差別化できる商品(あなたの不動産)を仕入れたのに、わざわざライバルにネタを提供するのはもったいないと考えているからです。


実は、これは他の大手不動産会社も同じ。

自社で専任媒介を取得した物件は他社には広告宣伝させないのです。他社に広告宣伝の許可を与える場合は、自社でお客様を見つけるのが難しいと判断した物件か、旬を過ぎた物件の場合だけ。

それだけではありません。

通常、大手不動産会社が専任媒介契約を取得した物件は、1ヶ月程度は、お客様がいなくても契約予定または商談中と称して他社には紹介しないのです。


もちろんすべてとは言いませんが、大抵はこんな状況です。信じられないかもしれませんがこれが不動産業界の実態なのです。裏を返せば、新規に登録された物件がどの不動産会社でも広告宣伝が可能で、いつでも客付けできればやる気を出させることができるのです。


そして、もうひとつはお金の問題。
大手不動産会社の経営戦略のひとつに受け取り手数料を大きくするというのがあります。どういうことかというと、売主、買主双方から仲介手数料が取れる物件を優先して売れということです。


どこの不動産会社も集客できるお客様の数には限度があります。そのため少しでも売り上げを増やすには一人当たりの客単価を上げるしか方法がないのです。

そうなると業界用語でいう両手物件(売主、買主双方から仲介手数料が取れる物件)が中心になります。当然、ホームページやその他の広告も両手物件が中心になり、営業マンも一粒で二度おいしい両手物件を売ることに全力を尽くすのです。


つまり、自由に広告宣伝ができ、売主、買主双方から仲介手数料が取れる物件があれば大手不動産会社はどこもやる気になるということです。


では、具体的にはどうすればいいのでしょうか?
私たちが導き出した答えは、売却プロモーションというシステムでした。


売却プロモーションとは、

売主から受け取る仲介手数料(売買価格×3%+6万円+消費税)のうち、1%を客付け(買主を見つけた)した不動産会社に支払うというものです。


売主から売却依頼を受けている媒介業者が自分で買主を見つけた場合は、そのまま通常の仲介手数料(売買価格×3%+6万円+消費税)を受け取ることができます。しかし、自分で見つけられなかった場合は、仲介手数料が1%減額になってしまうという罰ゲームのような仕組みです。


大手不動産会社にとっては、買主を見つければ売主から1%の仲介手数料が入るため、売主、買主双方から仲介手数料を稼ぐことができます。


新規登録物件を、旬の間に広告でき、仲介手数料も貰える、という至れり尽くせりの物件が売却プロモーションによって生み出されるのです。大手不動産会社のみならず中小不動産会社もやる気がでる仕組みです。


売主にとっては支払う仲介手数料は変わりません。

不動産業者間の手数料配分が変わるだけです。根底に流れるコンセプトは、早くお客様を見つけた業者が一番たくさん仲介手数料が稼げるということです。まさに、売主にとっては究極のシステムといえるのではないでしょうか。



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