一橙提げて暗夜を行く 

    暗夜を憂うこと勿れ  

           只だ一橙を頼め 


佐藤一斎先生の御言葉である。


己自身さえも保つは事もできなく

危うく己自身が消えてしまうような錯覚を覚える漆黒の暗闇の中。


「学問」という一橙を胸に抱き。


その「一橙」を糧に

『死』と隣り合わせの暗夜恐れずにいく。


『学問』こそが

『死』の恐怖に立ち向かうことができる

唯一の『燈』なのでしょう。


佐藤一斎先生の「御言葉」を信ずれば。

「一寸先は闇」

は絶望感漂う「言葉」ではなく


賢者にも神にも何が待っているかわからない

「その先」に

「お前は立ち向かう事ができるのか!」と「喝」を入れて頂ける「御言葉」なのでしょう。


しかし

現実の「私」は

「その闇」に

足が震えながら動けないでいる

なんて愚かか



これから「書く」もの全て

自分自身の

「作品」として書いていこうと思います。

これらの「作品」は「風刺」であり、パロディであり、謎かけであり、弱い自分自身の為の「作品」です。

これからそういった事を「書いて」いこうと思います。