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最近四六時中、常に
「そもそも人はどうやって生きる」のかをずっと考え続けています!

巷では「人が幸福になるためには〜」といった
特集ないし、テレビなどで毎日のように放送し伝聞しているようにさえ感じます。

「今の現代人が言う幸福」にならないと生きている実感がないようにさえ感じてしまう程です。

では、そもそも「幸福」とは何なのでしょう?
「幸福」心が満ち足りていること。
              また、そのさま。「広辞苑」
こちらの意味の方が本当だと感じますが
「今」現在の幸福の意味ですと
恵まれた状態にあって、
満足に楽しく感ずること。
になって
いるのでしょう。
こちらも、ある辞書からの引用ですが、
この文章を見ただけで今の僕は納得ができなくなってしまいます。

まず、「恵まれた状態にあって」というのが
おかしいとさえ感じます。
恵まれた状態にならなければ、幸福になれないと言っていると感じるからです。

そして、そうならないと「満足に楽しく感ずること」ができないと書いてあります。

「満足」し
「楽しく」ないと幸福になれないのかといえばそうではないと僕は声を大にして言いたい!

不幸なら、不幸のまま何とか命を全うしなければならない。そして、幸福というのは結果論なのです。それも、不幸の結果として、不幸を受け入れたからこそ訪れてくるものです。幸福とは、それ単独で存在しているものではないということが分からなければなりません。
耆に学ぶー毒をくらえ」著者 執行草舟

執行草舟先生も仰っていただけておりますが
幸福とは結果論であり、幸福だけ、上記の状態だけを指して幸福とは言えない筈です!

瞬間、瞬間、「あゝ、生きている」と思うこと感じることが本当の「幸福」である筈でなのです!

そうしますと、広辞苑の意味の方がしっくりくるかと感じます!
一瞬でも心が満ち足りている瞬間があればそれでいいのです。
毎日、永続的に幸福な状況にはならないのですから!

そして、執行草舟先生はこうも仰っています。

飽食と美食、自分と家族だけの幸福追求、己さえよければいい、そういったものが行き着いた先が現代社会の実状です。「幸福な人生を送りたい」
というのは、多くの現代人にとっての望みです。
たいへん結構なことに見えますが、これはすべてエゴイズムに直結した考え方だと知らなければなりません。まず、そうなる危険しか含んでいない考え方と言えるでしょう。それを分かっていなければならないのです。(中略)昔の人たちは分かっていました。少なくとも、それは恥ずかしいことだと分かっていたから、公にせず「腹の中」で溜めていたのです。
耆に学ぶー毒をくらえ」著者 執行草舟

「幸福な人生を送りたいと」願うのは人間として当たり前ですが
そもそも、「今の人々が幸福と呼んでいる人生」は本当に幸福なのでしょうか?

今の人たちの幸福と本質的な幸福が根本的におかしくなっていると感じるからです。
それがないと幸せになれない、この状態にならなければ幸せではないといったことが本当に幸福だと感じてしまえば、
それがなければ、その状態でなければ幸福にはなれないと言っているのと同じなのです。それは非常に辛いことだとさえ感じます。
人の欲望というのは、きりがありません。
それに、気づかなければ一生「現在の幸福」を求める人生で終わってしまいます。

その人生は、本当に「幸福」な人生なのでしょうか?


「では、どのように生きていけば幸福だ?」と言われたら
僕は、 
「それを死ぬまで考え続けていくしかない」と
答えるしかありません。
人それぞれの「人生」だからです。

最近「王妃の館」という映画を拝見し
その中で主役である大御所の小説家北白川右京役の水谷豊さんが言った言葉で確か「人間の幸福とはある意味共通しておりますが、人間の苦しみとはその人自身のもの、(中略)ですから自分で乗り越えていくしかないのです」といった言葉だったと思います…(抜けていたり、間違っているところがあると思いますがこのようなことを言ってました)
苦しみや絶望などはその人自身が「今現在」苦しんでいるのですからその人しかわかりません。ですから、自分で乗り越えていくしかなく
苦しみや絶望を受けれて、こうじゃない!と死ぬまで生きるのが「人」ではないかと感じます。

すべてのことに本当は間違いはなく、
知ると変わっていくのだと僕は日々実感しております。

だからこそ、「人は」学び続けていくしかないかと感じます。
終わりはありませんから。
それを、すべて受け入れて1人1人が生きていくことが「幸福」だと感じます。



11月12日(日) 宮崎逆のものさし講

11月14日(火) 北海道逆のものさし講

11月18日(土) 京都逆のものさし講

11月23日(祝) 
【逆のものさし講特別編 逆モノ的働き方改革】
15時から17時 場所ドクスメ店内 参加費500円

11月24日(金) 山形逆のものさし講


肚をつくる読書会


名古屋(年内最終の回)

11月12日(日)14時〜16時

テキスト/絶望を生きる哲学 池田晶子の言葉

高崎

11月14日(火)19時~21時

テキスト/執行草舟著・生くる

北海道

11月23日(月)19時~21時 

テキスト/岡倉天心著・茶の本

大阪

11月30日(木)19:30〜21:30

テキスト/執行草舟著・生くる