日本国内で走っている車は、ほとんどが新車に見える。手入れも良いし、比較的早めに買い替えるので、おんぼろ車をほとんど見かけない。中古車も傷をきれいに修理してから販売されるので、外見的には新しく見える。車検も厳しいので、壊れかけた車が走っている可能性は低い。でもアメリカではびっくりするほどのおんぼろ車を良く見る。それには2つの大きな理由がある。ひとつはアメリカではリサイクルの概念が強く、古くなった物でもめったに捨てない。どんなに値が安くなっても売れるものは売るという概念がしみ込んでいる。ガラージセールやヤードセールが盛んなのはその理由による。車も同じで、値を下げながら次々と転売されて行く。最終的に行きつく所は、収入の少ない人達や学生達(高校生も含め)である。もうひとつの理由は、車検が簡単に取れることだ。ブレーキランプと方向指示器が機能していれば、OKとなる。窓ガラスにひびが入っていても、バックミラーが落ちそうでもたいした問題ではない。ある時すれ違った車を見てびっくりした。車の中央部分で真っ二つに割れていたのだ。車の床部分だけがつながっていて、上部は横から向こう側の景色が見える状態だった。それでも走っていてパトカーにつかまらないのが面白い。
ドクター・キノシタ
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