魔界転生


† 悪いことは言わぬ、今一度転生し出直せ

みっち~担当:みっち~

もぉ~ね、久々に眠たくなった(笑)
なにが眠たいってストーリーがおもしろくない!
中身カラッポ!なんじゃこりゃ?て感じ。
ず~~~~~~~~~っと同じテンションのまま進んで、
そのままエンディングまで突っ走るんだもん。
監督がインタビューで、
「1時間42分ノンストップのアクション時代劇です」って言ってたけど

おまえこれ1時間42分止まりっぱなしやん!

みたいな。
主演の窪塚はあいかわらずあの演技だし、
というか今回は演技がどうこうよりもミスキャストじゃないの?
だって全っっっ然天草四郎に合ってなかったもん。
これは明らかに若い世代の客層を狙ってのキャストだな。
でも、窪塚が「我は天草四郎なり…(微笑)」みたいな台詞を言った瞬間、
後ろの女の子が吹き出してたのが面白かった。
ついに女性ファンにも見捨てられたか(笑)

今回のお値打ち:★☆☆☆☆:100円ナリ(麻生久美子に)

たろさ担当:たろさ

うーん、うーん、、、なんて書いていいのやら・・・・・
窪塚洋介が出てるというので期待していなかったんですが、
案の定死ぬほど面白く無かったです。
ストーリー自体が好みじゃなかったのか、
出演者に違和感があったのかわかりませんが・・・・
沢田研二の天草四郎がみてみたいです。ジュリー世代だし。
ジュリー版は1981年公開かぁ、、、

実はもう中学生だった、なんてこと口が裂けても言えないわぁ~

直前に見たのが「シカゴ」だったってのも
面白く無さに拍車をかけたような気がする。。。

今回のお値打ち:★☆☆☆☆:200円ナリ

ココリン担当:ココリン

ダッタッタッタッキャロリームェイト!(寒)
ダッタッタッタッキャロリームェイト!(極寒)

全身全霊でダサダサロードを爆走中の窪塚洋介に
また新たな伝説が打ち立てられました。
今回は「魔界転生」ですと。
何と身の程知らずなことに天草四郎役ですと。
完成披露試写会で
「時代劇は初めてで何がどうなってるのかよく分からないまま終わった」
と言ってましたが、映画を見て納得しました。
この人、台詞(言葉)の意味を全く理解してませんね。
時代劇では良く出て来る「参上つかまつる」とか、
言葉ひとつひとつをただの「音」として理解してるらしくて、
なんか子供が英語の歌をカタカナで覚えて歌ってるような感じ。
下手に豪華な”おべべ”を着せてもらってるせいで
「素人名人会」に出てきた子供みたいになっちゃってますよ。
ここまで来ると哀れ。
クララお品こと麻生久美子も全く同じスタイルのようで、
この二人が主要キャストであることが全てをぶち壊しにしています。
ちなみに窪塚、

天草四郎役を掴むために天草に行ったそうですよ。

アホかっつーの。
深作版との比較で言えば、唯一、佐藤浩市の柳生十兵衛だけは、
深作版の千葉真一といい勝負だったと思いますが、
真田広之、佳那晃子、緒形拳、室田日出男、
白石加代子(大ファン)、若山富三郎、丹波哲郎、、、
これでもか!とばかりに
芸達者を惜し気もなく起用した深作版とは、厚みが全然違います。

「RED SHADOW」といい「千年の恋」といい、
東映はこの路線でいくつもりなんでしょうか。
無謀な。

今回のお値打ち:★☆☆☆☆:300円ナリ

バニラ担当:バニラ

やっぱり窪塚ダメですわ~
台詞が無茶苦茶棒読みです。
全然台詞を理解せず話してるので、
聞いてるこっちににもさっぱり台詞の内容が伝わりません!
天草の台詞は話の本筋に関わる話ばかりなのに、
それが伝わらないから展開の抑揚が全部台なしになってました。

逆に脇役で柄本明が出てるんですけど、柄本さんが一番良かったです!
シーンにして2~3シーンくらいしか出てないのですが、
台詞の一言一言の重みが窪塚とは比べ物にならない程でした!
でも良かったのは柄本さんと佐藤浩市くらいで、
その他のキャスト・・・^ー^;
色々エピソードがあるにも関わらず、それがノリきっていないので
せっかくの柳生十兵衛の親子対決のシーンとかも
活かしきれていないのが残念でした。
もし胤舜とか武蔵のシーンがもっと良かったら
メリハリ付いて良かったのにな~。
ま、メインの窪塚がいる限り足引っ張られると思いますが(爆)

キャスティング大幅変更でまたリメイクお願いします(核爆)

今回のお値打ち:★★☆☆☆:500円ナリ

忍担当:忍

1981年、深作欣二監督のもと、沢田研二演じる天草四郎と
千葉真一の柳生十兵衛の対決を描き大ヒットした
「魔界転生」のリメイクということで、
公開当時”エロイムエッサイム~”を口癖にしていた
私は大変な期待を持っていたのだが・・・

一から十まで無謀過ぎる作り。
現代劇すらまともにこなせない窪塚に
天草四郎など務まるはずもなく、
案の定最低なリメイクになってしまった。
深作版の沢田研二は、演技力どうこうよりも
妖艶さにおいて群を抜いていたのでメインでも成立していたのだが、
窪塚版の天草は、頭の悪そうなチンピラが
和服を着てふざけているようにしか見えん。

絢爛の意味を履き違えた衣装と
仰々しいだけで品の無い音楽、
活劇になりきれていない殺陣、
何がしたかったのか、意図すら汲み取れなかった。


魔界転生


視覚的な効果はさすがに見劣りするものの、
窪塚版に金を払うぐらいなら
こちらをもう一度観た方が100倍楽しめる。

今回のお値打ち:★☆☆☆☆:100円ナリ

<映画データ>

題名:魔界転生
製作:日本
配給:東映
公開:2003/04/26

監督:平山秀幸
原作:山田風太郎
脚本:奥寺佐渡子
 
出演:窪塚洋介、麻生久美子、杉本哲太、黒谷友香
   加藤雅也、古田新太、國村隼、柄本明、
   中村嘉葎雄、長塚京三、佐藤浩市、他