実際に人型で動く小型のロボットが登場している昨今。子供向けの昭和アニメではスーパーロボットと呼ばれるロボットアニメが流行っていました。
そのスーパーロボットの中でも人気のあった「マジンガーZ」に、当時「ジャンボマシンダー」という60cm程の大きさのポリエチレン製の今でいうフィギュアがあったんです。
上記は復刻版ですが、やっぱり男の子ですからこういうオモチャ欲しかったのですよね。
ジャンボマシンダーの思い出としては、少し悲しい話があります。うちの兄弟は生まれてから体が弱く、お袋と少しの間、総合病院に入院していました。
そんな兄弟の見舞いに親父と行くと、隣の部屋にも男の子が入院していて、その子の枕元にはジャンボマシンダーが置いてありました。他にもおもちゃがいっぱい。正直、羨ましいなと思いました。
或る時、「あの子は良いな…」なんて愚痴を自分の親にしたことがあったのですが、その時かなりショックな話を聞きました。その男の子は白血病で治療がなかなか難しいという話でした。ですので、ご家族の方ができるだけ何でもしてあげたいと、色々なものを持ってきてあげていたようでした。
スーパーロボットの後、やがて「ガンダム」が世に出て (1979 年放映開始)、段々と人気が出てきて、何と 2025 年の今現在も同シリーズの新作が作られるという息の長い作品になりました。
私もガンダムの初回放送は見ていません。再放送で見たのだと思います。近所のお兄さんがガンダムの LP レコード (サントラ) 持っていたのを覚えています。…よく考えたら、どうして自分がガンダムを見ようと思ったのか全然思い出せません。別にそのお兄さんに勧められたわけでもありません。ちょっと悲しい思い出です。
で、最近のアニメは「子供向け」という括りでもないこともあり、オッサンになってもまだガンダムシリーズが放映されれば見ています。今年の冬の「閃光のハサウェイ」の第二部の公開が楽しみ…。
ロボット物って他にもたくさんありますが、最近、あるアニメ映画の ED 曲を聴いて少し元気をもらいました。「機動警察パトレイバー The Movie」の ED 曲「朝陽の中へ」です。
映画のエンディングにふさわしい爽快な曲で、通勤時に持ち歩いている Walkman にも入っています。
ちなみに、パトレイバーシリーズは 1988 年から ゆうきまさみ が「週刊少年サンデー」で連載をしていた漫画版があり、また TV 版も放映されています。
ところが、私は漫画版も TV 版も未見で、いきなり劇場版を見たのが作品を見始めるきっかけでした。しかも、“劇場版「うる星やつら ビューティフルドリーマー」の監督の押井守が監督した作品”ということで見たのです。
ちなみに劇場へ足を運んだのではなく、レンタルビデオを借りて見ました。そういえば当時、TV で劇場版パトレイバーの CM が良く流れていたな…と。
で、作品を見て、これは面白いと思いました。丁度、自分は情報系へ進もうと思っていた時でしたから、作業機器にまで広く普及し搭載されるようになった OS に実はコンピュータウィルスが仕込まれていた!なんて、よほどタイムリーな話題でしたから。
しかも、聖書にまつわる引用がところどころにあって、怪しい雰囲気があるのも良いですね。「いざ我らくだり かしこにて彼らの言葉を乱し 互いに言語を通ずることを 得ざらしめん」、主人公の一人が、犯人である帆場暎一のログイン名で OS にログインしようとした時に、英語で表示されたログイン失敗時のメッセージだと記憶しています。その後、BABEL BABEL BABEL BABEL …と大量の文字列が画面を埋め尽くします。
うわっ、懐かし…。たまにはまた見てみようかな。