タイムマシン | 坂本龍~今夜は泡風呂ぐ~

坂本龍~今夜は泡風呂ぐ~

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記事の複合型施設。
記事のパルコ。






歌というのは不思議なもので、
例えば国民全員に歌う当たり障りのない
歌詞は歴然とぼやけてしまう。
何を伝えたいのか分からなくなり
全く届かなかったりする。
反対にたった1人、ただ1人に向けて
作った歌が、様々な情熱が帯びて
結果として沢山の人に届いたりする。



ナンバー7がそれだ。



今回はナンバー7を作った頃を
思い出しながら作った。



LOVESIXは、自分の音楽の
挑戦と探求の場所。
サカモトリュウ弾き語りは
優しく儚い事を歌う場所。
ハウリングアンプリファーは
キャッチーで等身大を歌う場所。



それぞれちょっとずつ、違う。





では最後に歌詞を。




タイムマシン・ブルース



何一つ不自由は無いな

でも何故だか上手く笑えない

塞ぎ込んだその場所と

ただ唯一の魔法


憂鬱な午後にこぼれ落ちた

涙は綺麗だな

閉ざしたドアにへたり込んで

夕暮れを待ってる


タイムマシンに乗って

目を腫らした君のこと

ありふれたジョークで

笑わせられたら

だいぶマシになったかな

殻にこもった日々が

もしもまた襲い来る時は

僕が歌うよ


心が分からないんだ

ただ普通に繋がりあうことも

それでも 生きられるのは

ただ一つの居場所


夕暮れ、歌に 溢れ出した

涙は綺麗だな

開いたドアに差し込んだ

明日がまた来る



揺蕩う陽炎がただ

線路を歪ませて

それでも僕ら凝らして

生きてゆくのさ、ずっと